円谷英二ミュージアム完成

全高2㍍を超える初代ゴジラアクタースーツ

 来年1月11日オープンする市民交流センターtette(てって)の大きな見どころである、5階「円谷英二ミュージアム」がほぼ完了し、完成披露会が8日に関係者や報道陣ら約40人を招待して開かれた。
 特撮文化はもとより、円谷英二監督をテーマとした常設展は全国でも須賀川が初めてのオープンとなる。
 須賀川を舞台に約300人のエキストラも出演した特別映像「夢の挑戦 ゴジラ須賀川に現る」に登場した全高2㍍超の初代ゴジラ風アクタースーツをはじめ、英二監督が多くの作品を手がけた東宝撮影所を再現したミニチュアジオラマ、ヘドラやアンギラスなど様々な怪獣模型などが公開された。

円谷監督の収録現場を再現したジオラマ

 円谷英二ミュージアムは須賀川出身で特撮の神様と呼ばれる同監督の偉業を顕彰する施設であり、生涯をたどる「クロニクルボックス」、幅広い人間関係や関連作品群を紹介する「ネットワークウオール」、アクタースーツや関連資料を展示した「空想アトリエ」、ジオラマや特別映像上映・再現した「特撮スタジオ」に分かれる。
 クロニクルボックスは円谷監督の生涯をはじめ、円谷組スタッフや出演俳優らが出演した特別映像などを上映し、大空にあこがれた少年がいかにして「特撮の神様」となったのか、68年の人生を紹介する。
 ほかにも特別カメラで来場者が画面に映り込むコーナー、様々なパーツを選択しながら自分だけのオリジナル怪獣を捜索できる体験型コンテンツなども配置している。
 完成披露会で橋本克也市長は「特撮の魅力と文化としての大切さを一人でも多くの皆さんに会場をご覧になっていただき知っていただきたい。須賀川市は円谷英二ミュージアムとアーカイブセンターを中心に特撮を文化として守り、後世に受け継いでいくための活動に取り組んでまいりたい」と述べた。
 来賓の佐藤暸二市議会議長、監督の息子である円谷粲(あきら)さん、須賀川市の円谷家を代表して円谷誠さん、総合監修の尾上克郎さんと東宝・円谷プロ関係者らが祝辞を述べた。
 粲さんは「円谷監督を紹介する素晴らしい施設が完成し、功績がよみがえるものと大変喜ばしいことです。私たち親族としても誇らしく感謝しています」とあいさつした。
 特別映像「ゴジラ須賀川に現る」では、監督を務めた鈴木健二さん(ゴジラ2000や平成モスラシリーズなど)や尾上克郎さんらのインタビュー、約300人のエキストラが登場したゴジラ映像が上映されると来場者からも感心の声が上がり、オープン後の公開を期待する声が聞かれた。
 ミュージアム内が披露されると、来場者らも熱心にゴジラスーツなどを写真撮影していた。尾上さんは「素晴らしい展示。関連資料600点など想像以上の完成度に驚きです」。粲さんは「父の人生を顕彰する展示にただただ感謝しています」と話した。
 なお円谷英二ミュージアムは1月11日から一般公開し、入場無料で開場時間は午前9時から午後5時まで。毎週火曜日閉館。