市図書館100年の歴史に幕、8日にイベント

蔵書が移転された市図書館内

 2016年に100周年を迎え、須賀川市民交流センター(tette)移転のため閉館となる市図書館の閉館イベント「ありがとう須賀川市図書館」は8日午前10時から午後4時まで同館を開放し、壁に寄せ書きや館内の撮影、飲食しながら談笑したりと自由に出入りできる。
 寄せ書き用のペンは同館で用意し、思い出や絵、貼り紙、メッセージなど自由に書き込める。みんなの寄せ書きで華やかになった館内を職員が写真に残し、センター内の「中央図書館」で閲覧できるようにするため、多くの来館を呼びかけている。
 同館は平成28年に100周年を迎えた。記念式典が中央公民館で開かれ、関係者や市民らが過去から現在、未来へと思いをはせた。
 子ども向けの読み聞かせ会やおはなし広場、映画会、絵本でふれ愛事業ブックスタート、図書館フェスティバル、季節やテーマにあった図書の展示、読書活動推進講演会、ボランティアとの連携、地域との交流、郷土資料の収集と保存・展示など様々な事業を展開し、長年市民に愛されてきた。
 昭和53年から移動図書館車「うつみね号」を巡回し、今年2月には「うつみね号と仲良くしてほしい、皆に親しんでもらいたい、子どもに喜んでもらいたい」との思いから4代目にリニューアルされ、 車体には子どもが手をつないでいる絵や市の鳥「かわせみ」、「あかまつ」、「ぼたん」なども描かれ明るいイメージになった。移転後の中央図書館となっても変わらず市内の学校や集会所など22カ所を巡回する。
 同館の蔵書移転作業は7月から始め、ほぼ完了した。中央図書館では一般向け14万5157冊、児童向け大型絵本約100冊、紙芝居約900冊含む4万5729冊の計19万886冊となるが、25万冊の所蔵が可能なため、今後も増冊していく。
 現在職員たちは移動した図書のラベル張り替えなど確認しており、オープンに向けて利用者に不便をかけず、スムーズな対応ができるようシミュレーションを徹底していく。
 中央図書館は主にセンター西側の2~4階に配置し、それぞれ吹抜けを介してつなげ、階ごとに児童図書専用の「こどもライブラリー」、10代を対象とした「ティーンズライブラリー」、テーマ別に配架し自動貸し出し機も設置している「メインライブラリー」、静かなスペースで集中できる「しらべるライブリー」に分けられる。