2月27日からメディア芸術と特撮つなぐ「メ芸須賀川展」

 特撮とメディア芸術の関係をつなぎ、このまち・この地域でしかできない心の復興と地域の創造を目指す「文化庁メディア芸術祭須賀川展―創造のライン、生のライン」は、来年2月27日から3月17日までの21日間、市民交流センターtette(てって)で開催する。発展期を歩む須賀川を全国に情報発信し、複合施設としてのtetteを通して、新たなメディア芸術に触れる機会を提供していく。
 基本コンセプト「創造のライン、生のライン」は、さまざまな文化活動の根幹をなすライン(線)という観点から読み取り、「つくること」や「体験すること」を通して、須賀川の歴史や文化とも接続させ、それぞれがつながり発見することで新たなメディア芸術を生みだす意味を持つ。
 文化庁が主催し、須賀川市共催、阿武隈時報社など後援、こぷろ須賀川の協力で各種イベントを展開する。
 プログラムはメディア芸術を体験するためにメイン企画「メディア芸術の4本のライン(線)」、「地域特別企画」、「イベント」の3つの柱で構成する。
 「メディア芸術の4本のライン」は、記憶と時間、紡がれる言葉、人間を超える「ポストヒューマン」、21世紀のモード「私たち」となり、来場者はこれらをガイドにさまざまな芸術を体験できる。
 アートやアニメーション、エンターテインメントなど各部門各賞に選ばれた受賞作を上映・公開する。メディア芸術祭の舞台でしかできない、アニメーションの新たな動きを伝える、トークイベントや須賀川展スペシャルセレクト短編映画公開も企画している。
 地域特別企画「メディア芸術祭×須賀川市」は特撮の聖地須賀川を舞台に、メディア芸術創作者としての円谷英二監督、監督が生み出したゴジラからシン・ゴジラをつなぐラインをテーマに、メディア芸術と特撮をつなぎ横断する想像力の未来への伝承について考える。
 円谷英二監督らが生み出した特撮は初代ゴジラをはじめ数々のモンスターを生みだしたことを受け、現代の作り手たちが様々なメディアで創造したモンスターが登場する話題のアニメや漫画などを紹介する。福島県・須賀川市出身の作家、明治150年などにもスポットを当てる。
 また10月から始まったメ芸事前ワークショップで誕生しつつある、市民参加型ゲーム「スカガワ・モンスター」との連動にも注目が集まる。
 各種「イベント」はオープニングイベントやトークイベント、ワークショップなど、tetteに来ないと体験できない特別なプログラムを企画・準備を進めている。