バランスの取れた部活動へ運営方針

「部活動の基本方針」説明会であいさつする森合教育長

 須賀川市教委は週2日以上(平日1日、土・日いずれか)の休養日や適切な練習時間などを基本方針に、市内全小中学校を対象とした新たな「部活動の運営方針」を来年4月から導入する。年内に公表し来年1月から試行期間に入ることから、全25小中学校の校長ら50人が出席して27日、市役所で説明会が開かれた。
 森合義衛教育長は「部活動は児童生徒がスポーツや文化に親しみ自主性、協調性などを育むために必要不可欠であり、バランスのとれた活動が求められている。市において部活動の長時間活動が学校の多忙化につながる一面もあり、部活動に適切な活動時間を設定することで子どもたち一人ひとりに向き合う時間を確保していく。活動時間が短くなるというマイナス思考でなく、児童生徒のために合理的かつ効果的効率的な活動にしていくにはどうしたらよいかという視点を持つ教職員の意識改革が大事。部活動を均衡のとれた適正なものに改善するため、先生が一丸となって取り組んでほしい」と述べ、自身が学校課長を務めていた時の経験を話しながら部活動や授業活動で児童生徒にけがを絶対にさせないことを再確認するよう呼びかけた。
 高橋英二学校教育課指導主事が運営方針について説明し、出席者からは岩瀬地方2町村の取り組み状況、部活動指導員導入などについて質問があった。
 市教委は今年2月から部活動休養日を試験的に導入し、6月から中学校2校に外部指導員を動員している。県アクションプランなどを踏まえて5月から計3回にわたり部活動在り方検討委員会(阪路裕会長)を設置し9月に答申を受けた。
 答申を基に適切な活動時間や学習時間の確保を目指し、休養日や練習時間の目安として、月曜日から金曜日のうち1日、土曜日または日曜日のいずれかを休養日とするほか、練習時間は平日2時間を上限として午後6時半に完全下校、学校休養日は3時間を上限とする。定期テスト前は必ず部活動を休み、朝練は特設部のみ。休養日導入は小学校特設クラブも適用する。
 制限時間を超える練習や外部講師の指導は事前に校長の承認を受け、実施する場合は児童生徒と教員の健康面を十分配慮する。
 また各競技団体が主催する大会への参加は、児童生徒や家庭に過度な負担をかけないよう十分配慮し事故防止にも努める。
 休養日や練習時間を守れない場合のペナルティは現段階ではないが、著しく守られていない場合は市教委が校長へ連絡し適正な活動をするよう指導する。
 来月の市議会報告を経て年内公表を目指す考えで、各小中学校は運営方針に則り学校における「部活動(特設クラブ)に係る活動方針」を策定し、遅くとも来年4月中に学校ホームページなどで公表する。