岩瀬農業高が県内高校初のGAP取得

グローバルGAPを取得した岩瀬農業高

 岩瀬農業高(渡辺譲治校長)は県内の高校で初のグローバルGAPを取得し、27日に同校長室で記者発表した。渡辺校長は「GAP取得をツールとして近隣農家などへのアドバイスや福島県の安全を世界に伝え、復興につなげたい。2020年の東京オリンピックの選手村などへの食材供給も見据えて毎年継続して取得できるよう努める」と話した。
 渡辺校長と橋本昭次農場長、赤崎直樹教諭、藤田さとみ教諭、草野忠次教諭、関根大真君(生物生産科2年)、星未悠さん(園芸科学科3年)、長谷川実弥さん(同2年)、角田沙輝さん(ヒューマンサービス科2年)が取得するために実施してきた内容を説明した。
 同校は専業農家の後継者が多数在籍しているため、生徒の将来の利点、学校の自信、教諭の勉強にもなるGAP取得を目指して6月から取り組み、オランダの認証会社にコンタクトし、主力のコメとリンゴ、バジル、キュウリ、レタス、ミズナの6品目を申請した。
 10月10、11日の本審査で指摘された農薬散布後の立入禁止看板の設置や散布日、収穫日の記録の徹底などを改善し、今月2日に審査、18日に認証された。有効期間は1年間。
 生徒たちは主に、施設の整理整頓から掲示物、土壌、水の安全性を分析、排水フィルター作製、病害虫と生物のリスク管理、全ての作業内容の記録など、衛生面、安全面、環境へ配慮しながら取り組み、「作物は素手で触らない、農薬を洗い流すときはフィルターを通して環境に配慮、作業の安全面にも細心の注意を払い、より安全・安心な野菜ができました」と話した。
 取得した6品目には同校用の取得ナンバーが記載され、同校でも購入できる。
 グローバルGAPは世界130カ国以上で実践されている農産物や農作業の安全性を管理・認証の世界基準。東京2020組織委員会が発表した持続可能性に配慮した農産物の調達基準にも使用されている。