市図書館・中央公民館解体工事年明け着工

年明けから解体工事が始まる中央公民館と図書館

 須賀川市は29日開会の12月議会に年内で利用を終え、市民交流センターtette(てって)に機能移転する市図書館と中央公民館の建物解体工事契約締結案を提出する。
 解体工事は来年9月30日までの工期で、地中くい抜き養生期間を経て、跡地は再来年上半期中に市役所駐車場を再整備する。現状の241台から約380台まで利用台数が増える。
 建物解体工事は制限付一般競争入札で横山建設(横山敦社長)が約1億6750万円で落札した。
 敷地内には江戸時代から須賀川の歴史を見守り続けてきたと伝わる、イチョウとケヤキの大木があり、大木の保存活動のため平成28年に発足した市民有志団体「まちなかの大木を守る会」(宗像正夫代表)が、翌年2月に要望書と署名3567筆を市に提出していた。
 市としても保存に向けて検討を重ねてきたが、来年1月11日開館する市民交流センター利用者向けに駐車場を確保すること、建物解体工事が木に悪影響を及ぼす、駐車場利用者の安全・安心・利便性を最優先に考えるなどの理由で「伐採やむなし」の結論を出した。
 伐採されるイチョウとケヤキは年経た大木であり、強風で枝が落ちる、幹に虚が空いているなど安全面を危惧する意見も出ていた。
 市は今後伐採後の木の再利用方法などを「大木を守る会」に打診していく考え。
 図書館・中央公民館解体工事は議決後、両館の利用終了する来月28日を待って、年明けから始まる予定で、市役所駐車場利用者には一時不便をかけることになるが理解と協力を呼びかけている。