須賀川高を2020オリンピック・パラリンピック教育実施校に

ブラインドサッカーに挑戦する生徒たち

 東京五輪銅メダリストで郷土の英雄である故円谷幸吉選手の母校の須賀川高(遠藤均校長)は今年度東京2020組織委員会から「東京2020オリンピック・パラリンピック教育実施校」として認証を受け、その第一弾の運動講演会が16日、同校体育館で開かれた。
 ブラインドサッカー(5人制)日本代表で福島市出身の加藤健人選手を講師に招き、東京五輪の2020年に最高学年となる1年生200人が演題「パラリンピックを知ろう・応援しよう」を聴講し、代表生徒がブラインドサッカーを体験した。
 小学3年生からサッカーを始め、遺伝性の「レーベル病」で高校生の時に視力を失った加藤選手は、父親の勧めでブラインドサッカーに取り組み、わずか3年で日本代表に選出され、昨年は日本選手権2位に入賞するなど国内トップ選手となっている。
 加藤選手は生徒たちに目が見えないことや「普通の人」とは何かと問いかけながら、自身の持っていた偏見や障害に対する向き合い方などを説明し、普通の人なんていないか、自分自身のことでしかない。人はだれでもできる、できないことがある」と理解を求めた。
 ブラインドサッカーではボールを持つ生徒がアイマスクを付け、生徒同士で声を掛け合いながら、見えない状態で歩くこと、ボールを見つけてシュートを打つことを体験した。
 生徒たちは体験を通じて、目の見えない人に声で手を差し伸べることや、日常生活で相手を思いやるコミュニケーションの大切さを学んでいた。
 遠藤校長は「こうした貴重な体験を通じて、生徒たちには2年後の東京五輪の年に最上学年として学校を引っ張る立場になってほしい」と期待を寄せた。