しめやかに八幡山衍義

小松明を持ち山頂へ向かう参加者たち

 松明あかしの前夜祭にあたる、須賀川市八幡山町内会の「八幡山衍義」は9日、二階堂・伊達両軍の激戦地でもあった岩瀬八幡山神社でしめやかに催され、地元住民らを中心に約100人が小松明を手に山頂を目指した。
 八幡山一帯は戦国時代に二階堂氏が伊達軍に滅ぼされ、両軍から多くの犠牲者を出した古戦場の一つであり、毎年松明あかしの前日に散った魂を慰めるために実施している。今年で21回を数える。
 参加者らは佐藤富二町内会長ら扮する鎧武者を先頭に小松明を手に山頂の神社を目指した。ゆらゆらと揺れる炎が幻想的な光景を演出し、子どもたちが演奏する太鼓演奏も鎮魂への想いを乗せた。
 慰霊の法要は僧侶らの読経に合わせて関係者が焼香し、熾烈を極めた両軍の合戦に思いを寄せた。