「松明あかし」10日午後6時半に点火

 晩秋の須賀川を赤々と焦がす「松明あかし」は、10日午後6時半に五老山山頂の大松明に点火してクライマックスを迎えていく。姫松明と大松明25本にも火をつけ、午後7時過ぎに仕掛け松明に点火して、合計27本の炎の柱が夜空に浮かび上がる。
 戦国時代に須賀川地方を治めていた二階堂氏と伊達政宗軍との激戦で命を落とした犠牲者を弔う鎮魂の炎として420余年の歴史を持ち、日本三大火祭りの一つとされる。
 近年は海外からも多くの観光客が足を運び、彼らの情報発信を基にイタリアの火祭りとの絆も新たに生まれた。
 今年は松明に点火する御神火を二階堂神社から五老山山頂まで運ぶ御神火隊に岩瀬郡市陸協のほかメキシコからの海外留学生ら4人の海外参加者も加わり国際色豊かなイベントとして新たな盛り上がりもみせる。
 9日は前夜祭として激戦地の一つ岩瀬八幡神社で地元町内会が主になり慰霊会「八幡山衍義(えんぎ)」を午後6時から執り行い、鎧武者が先導し子どもたちの太鼓演奏に合わせて小松明の炎が山頂へ列を作る。
 10日は午前11時から翠ケ丘公園芝生広場で商工会議所青年部らによるおもてなしフードコートを開催し、須賀川の美味を手軽な価格で提供する。
 午後1時から市民交流センターtette(てって)と宮先町の須賀川信用金庫駐車場におもてなし・イベント広場を設け、小松明製作コーナーや甲冑武者との記念撮影、戦国鍋・松明スープ振る舞い、農産物と花きの販売などを行う。
 まちなか目抜き通りの松明通りでは、午後1時45分から須賀川一中と須賀川三中の生徒約400人による本松明行列、午後3時からは総勢約250人が大松明と姫松明を担いで五老山山頂を目指す。山頂では人力による大松明設置も見学できる。
 旧須賀川城跡の二階堂神社で午後4時45分から松明に点火する御神火奉受式と須賀川吟詠同好会による献吟を行い、御神隊はまちなかを巡り五老山山頂を目指す。
 午後6時から翠ケ丘公園特設ステージで奥州須賀川松明太鼓保存会による太鼓演奏が披露され、午後6時半から大松明を皮切りに勇壮な響きに乗せて松明に火が付けられる。
 なお、松明を燃す五老山周辺でのドローン飛行は禁止となり、松明通りはじめ市内中心部は順次交通規制が行われる。
 当日の無料駐車場はJA夢みなみ、福島病院、牡丹園、市文化センター、阿武隈小、市武道館で計約2000台。市役所駐車場は午後1時から午後9時半まで入庫に限り9時間無料で午後5時以降の地下駐車場入庫は出来ない。
 有料シャトルバスは市文化センター前、JR須賀川駅、牡丹園駐車場から会場まで午後4時から午後9時まで10分間隔で運行する。