須賀川の老舗・髙橋製麺が年内廃業

 須賀川市桜岡で明治時代から110年の歴史を持つ、須賀川を代表する老舗店の一つ、高橋製麺(高橋優華代表取締役)が今年12月31日の廃業が決まった。同店併設のつれづれ庵も閉店する。
 明治初期の須賀川は家内工業の製麺業が80軒近くあり、みちのくの麺産地として知られていた。
 東北一を誇った須賀川麺も現代では乾麺・生めん併せて3業者が営業し、伝統の味を引き継いできた。近年は地域特産のキュウリのしぼり汁を練り込んだかっぱ麺を生産し、地元飲食店でも提供して好評を集め、須賀川の新たなソウルフードに認識されていた。
 阿武隈時報社でも大震災後の復興をまとめた「あれから1年 復興を歩む」やお店紹介人気コーナー「ごほうび」などで何度も紹介し好評を得ていた。
 同社は関係者へのお知らせで、廃業にあたり「弊社を取り巻く経営環境と諸般の事情を鑑み」と説明しており、須賀川が誇る老舗が暖簾を下ろすことを残念だとする声が聞かれる。
 なお閉店後の問い合わせや事務処理は来年3月31日まで同所で受け付ける。