特撮愛と魅力を語るシンポジウム

多くの特撮ファンから熱い視線を集めた「マイティジャック号」

 特撮文化推進事業実行委員会設立記念「特撮シンポジウム」は3日、市内外から約200人が参加し須賀川市役所で開かれ、庵野秀明監督らが特撮愛と故円谷英二監督らが手がけたメカ特撮への思いを熱く語った。
 会場には今回の主役となる「マイティジャック号」(1964年放映)が特別展示され、遠くは大分県からも訪れた特撮ファンらが熱心に写真撮影した。
 マイティジャックのテーマに乗せて、シンポジウムパネリストで、特撮を現代に受け継ぐ庵野秀明さん(監督・プロデューサー)、尾上克郎さん(特撮監督・VFXスーパーバイザー)、原口智生さん(監督・特撮ミニチュアプロップ修復師)、樋口真嗣さん(監督・特技監督)、三池敏夫さん(美術・特撮監督)が入場すると大きな拍手が送られた。
 シンポジウムは円谷監督が最も得意としたメカ特撮の魅力についてパネラーがそれぞれ熱く語り、庵野監督は「マイティジャックは僕が最もかっこいいと思う船。万能戦艦の言葉の感じにしびれる」と話した。
 今回展示したマイティジャック号が実際に使われた映像を見ながら、特撮ミニチュアの魅力、ウルトラマンをはじめとした様々な特撮映像に登場する創意工夫について紹介し、「ミニチュアを使った特撮映像には見る側を現実だと信じさせる力と魅力を持っている」と熱く語られた。
 また特撮博物館でも展示した戦艦三笠をはじめとした貴重な特撮ミニチュアの数々を須賀川の某所にて修復作業中で、将来的に特撮アーカイブセンターで保存展示する予定であるとも話した。
 来場者らもパネラーたちの特撮愛や次々に紹介される撮影秘話や技術などの話題を熱心に聴き入っていた。