日没早まり早めのライト点灯を

 須賀川署(霜山芳紀署長)は今月1カ月間で交通死亡事故が2件相次いだことから31日まで、今年2回目の「交通死亡事故多発署警報」を発令した。死亡事故の連鎖を防ぐためにも、これからの季節は特に夕暮れ時間が早まるため、歩行者に夜間外出時の「夜光反射材活用」徹底、ドライバーに退社時間帯の「早めのライト点灯」と安全運転への協力を求めている。
 秋は暗くなる時間が徐々に早まり、 学校や仕事などが終わったあと最も気が緩む時間帯と薄暮時が重なり事故が発生しやすい状況になる。
 今月25日に須賀川市稲地区の国道118号で発生した死亡事故も、現場は見通しの良い道路だが、午後5時16分頃(日没午後4時48分)に横断中の歩行者と乗用車が衝突した。
 県内においても今月1カ月の間に交通死亡事故が11件発生し11人が犠牲となる緊急事態が発生している。市内の事故と同様に横断中の歩行者がはねられる死亡事故は今月県内で3件発生し3人が犠牲となった。
 須賀川・岩瀬地方では事故発生件数と負傷者数は減少しているものの、死亡事故は今年5件目(昨年同期比3件増)と緊急事態となっているため、取り締まりと広報活動を強化するとともに、歩行者とドライバー双方に普段以上の注意を呼びかけている。
 歩行者は通り慣れた道ほど万が一の注意を怠らず、横断する場合は必ず左右をしっかりと見て車が来ないことを確認し、夜間外出する場合はちょっとした距離でも必ず夜光反射材活用と車が見つけやすい明るい色の服装を心がける。
 ドライバーは午後4時を目安にした早めのライト点灯(PM4ライトオン)や原則上向き点灯運転と適切な上下の切り替え、交通ルールの遵守、シートベルトとチャイルドシートの正しい着用を徹底する。
 退社時は特に眼が暗闇に慣れていないこともあるので、脇見をせずにしっかりと前を見て、安全なスピードでの運転が必要。須賀川署は「一人ひとりが危機感を持って安全運転を心がけて」と呼びかけている。
 なお須賀川署と交通関係団体は11月1日午後3時からベニマルメガステージ南店で交通安全広報活動をし、買い物客らに交通安全への理解と協力を求める。