11月から相楽等躬生誕380周年企画展

「その名は等躬」PRポスター

 須賀川市は11月1日から12月8日にかけて、須賀川俳諧の祖と云われ、松尾芭蕉を歓待した相楽等躬の生誕380周年に合わせて、博物館企画展をはじめ基調講演など各種関連事業を行う。
 博物館企画展「須賀川俳諧の祖―その名は等躬」は、今年新たに市指定有形文化財指定された「芭蕉・曽良・等躬三子三筆詩箋」、「相楽等躬直筆短冊」をはじめ、須賀川俳諧の流れをくむ俳人らの関連作品や資料を展示し、等躬の人物像などを紹介する。
 観覧料は大人200円、大学・高校生100円、中学生以下、65歳以上、障害者手帳を持っている人は無料。11月3日(文化の日)、松明あかしの日(11月10日)は無料となる。
 基調講演は11月23日午後2時から市役所で、加藤定彦立教大名誉教授が「俳関としての相楽等躬―三子三筆詩箋が語るもの」をテーマに開く。受講無料。事前申し込みで定員100人。問い合わせは市文化振興課(℡88―9172)。
 また須賀川市芭蕉記念館は関連イベントとして、等躬塾「俳諧づくり」を11月11日午前10時から午後2時まで同館で行う。須賀川俳句文化を継承する桔槹吟社同人が講師を務め、俳句と俳諧の違いや、俳諧の魅了を分かりやすく紹介し、楽しみながら俳諧作りに挑戦する。須賀川はいく「クイズで五・七・GO!」も同時開催する。受講無料。申し込みは芭蕉記念館(℡72―1212)まで。
 相楽等躬は江戸時代、須賀川宿の問屋業を営む傍ら、須賀川俳壇の中心的人物として俳諧に勤しんだ。奥の細道の途次、松尾芭蕉と河合曽良が須賀川に滞在したのはかねてより親交のあった等躬を訪ね歓待を受けた縁があり、芭蕉に多くの所法を提供し、名所探訪を助けたとされる。
 須賀川が現在の“俳句のまち”となった基礎を作り上げたともいわれ、等躬と交流のあった地元俳人や弟子らにより、須賀川俳句文化が江戸時代から連綿と受け継がれている。