11月17日から「駅前ヒストリー」

写真展をPRする深谷代表

 須賀川駅は陸の玄関口として観光や仕事で訪れる人たちを迎えてきたが、駅前の変遷を後世に残したいと須賀川駅前有志の会(深谷勝俊代表)は11月17日から25日まで9日間、写真展「須賀川駅前ヒストリー~平成30年史に見る駅前の移り変わり~」を市コミュニティプラザ1階で開く。昭和58年から現在までの風景を写真で見比べることで文化の再発見・再評価を目指す。
 明治20年に日本鉄道の駅として開業し、市外との物資のやり取りや人的流入を受けながら駅前は独特の文化を形成してきた。
 駅前地区は人口密集地区だが、複雑な地形に加え狭い道路が多く、交通量の増加に対応できない状況だったことを背景に、市は昭和58年度から駅前土地区画整理事業を始め、昨年10月に竣工式を迎えた。
 その間に道路網の整備や経済状況の変化などから景観は様変わりしつつあり、醸成していた文化も変化していることを受け、平成の時代に駅前がどのように移り変わったかを後世に残すため今回の写真展を深谷代表、石崎高志さん、岩本浩充さん、鈴木崇宏さん、高木俊大さん、渡辺康平さんの有志ら6人が企画した。
 市は平成22年度から駅西地区まちづくりに取り組んでおり、今後再び変わりゆく駅前の状況を受け、深谷代表は「平成の時代に駅前がどれだけ変わったか振り返り、昔の状況を知らない若者にも知ってもらえる機会にしたい」と話す。
 駅前をより良くするためには地域住民の積極的な動きが必要として、「今回の写真展だけでなく、今後出来上がる公園でもイベントを行うなど、須賀川駅前に行ったら面白いものがあると思ってもらえる動きをつくって行きたい」と意欲を見せる。
 写真展は昭和58年以降の風景写真と同じアングルで撮影した現在の写真を合わせて展示し、変遷を伝える。枚数は約40枚で、解説文も準備する。入場は無料。
 市の玄関口に対する市民の新たな動きに、同地区の魅力と文化の再興が期待される。
 市の駅西地区まちづくりは、国の社会資本整備総合交付金事業を活用して、国道4号線と同地区をつなぐ「東西幹線道路」と、東西自由通路や駅前広場整備などの「駅西地区都市再生整備」の2つの計画を進めている。
 新たな幹線道は今年度に用地買収し、来年度着工、2021年度の完成を見込んでいる。
 駅西地区都市再生整備計画は来年度着工し、6年後の2023年度を目処に東西自由通路や住民から要望のあった児童公園、駐車場などを駅そばに設ける予定となる。