愛宕町防災会、浸水想定区域歩いて確認

町内の土砂災害警戒区域などを確認する防災会メンバー

 須賀川市愛宕町町内会(有賀保二会長)の自主防災組織・愛宕町防災会は14日、会員ら約40人が参加して愛親会館で防災訓練を行った。参加者全員で町内の浸水想定区域などを市内自主防災組織として初めて実際に歩いて確認した。
 有賀会長が「本日の訓練で進化した防災気象情報の見方やハザードマップの見方などを勉強し、町内の危険箇所や水利施設、避難ルートの確認を計画しています。日頃から万が一の火災や災害に、慌てずに対処できるよう心がけていただきたい」とあいさつした。
 小針則雄市生活課主幹兼課長補佐が講話し、市防災対策の取り組み、防災気象情報の紹介、災害ハザードマップの見方・進捗状況などを紹介した。
 座学のほかに小針主幹らの案内で愛宕町と芦田塚町内との境目にある土砂災害警戒区域、釈迦堂川沿岸の浸水想定区域、万が一に備えた消防水利などを実際に歩いて確認し、火災や水害、地震など大型災害に備えた準備と心構えについて理解を深めた。
 自主防災組織は東日本大震災のような大規模な災害が発生した際に、自治体や消防などの公的救助が間に合わない場合に、住民自らが組織的に救援・救助・炊き出しなどを行うもの。阪神淡路大震災後に全国的な注目を集め始め、市内でも現在64団体が組織されている。
 全116町内会・行政区のうち組織率は55・2%と半数を超え、年度末に向けて結成へ準備を進める。
 市は定期的にリーダー講習会を開くほか、防災グッズ購入を支援するなど、防災組織活動を多面的にサポートしている。