特撮を誇るべき文化に

 須賀川市をはじめ日本で生まれた特撮を誇るべき文化として確立し、後世に伝えていく趣旨に賛同した5団体は「特撮文化推進事業実行委員会」を立ち上げる。11月3日に設立総会を開き、午後1時半から市役所で「特撮シンポジウム」が開かれる。今月22日必着で定員200人を募集している。
 特撮の神様と称される故円谷英二監督は須賀川出身であり、監督を顕彰し特撮文化を通じて多様な価値を創出することを目的に、須賀川市、県、NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構、FSGカレッジリーグ国際アート&デザイン大学校、須賀川商工会議所が実行委員会を組織する。
 2020年に岩瀬地区(現岩瀬公民館)に開設を予定している「特撮アーカイブセンター」と互いに補完し合える関係性を築きながら、特撮が日本の誇る文化として確立するための活動を展開する。
 具体的な事業内容やスケジュールは総会で決定するが、実行委員会を構成する映像・教育・行政団体が連携した人材育成プログラムの実施や映像作品の須賀川などへの撮影誘致などを通して、多様な価値の創出と特撮文化全体のすそ野を広げ、特撮の継承と発展創造を目指していく。
 11月3日は市役所で午前中に設立総会と記者発表をし、午後から「設立記念特撮シンポジウム」を開く。
 「特撮シンポジウム」は円谷監督が得意にした特撮にスポットを当て、「メカ特撮の魅力~作り手の技術と魂」をテーマに、現代特撮の担い手でもある庵野秀明さん、尾上克郎さん、原口智生さん、樋口真嗣さん、三池敏夫さんらをパネリストに迎える。
 会場には1968年放映したマイティジャック号(全長約1・5㍍)も特別展示する予定。
 入場無料で定員200人。往復はがきでの事前申し込みが必要。今月22日必着で応募者多数の場合は抽選。詳細はチラシや市ホームページを参照する。問い合わせは市文化振興課(℡88―9172)まで。
 市はこれまで、円谷プロと連携してウルトラマンによるまちづくりを展開、円谷監督を通して日本で独自に発展した特撮技術を文化ととらえ、後世に継承するため各種ワークショップなども実施してきた。
 2020年完成予定の特撮アーカイブセンターは特撮文化推進を図るための拠点施設として整備し、関連作品の保存・修復・展示・研究などを進め、特撮文化推進事業実行委員会と連携しながら、特撮が本来持つ固有的価値を高める活動につなげていく。