「QRコード」で行方不明者保護へ

QRコードの見本と貼り付け例

 須賀川市社会福祉協議会の「認知症高齢者見守りQRコード活用事業」は利用登録の受け付けを開始し、行方不明者の発見時における早期の身元確認や円滑な保護につながると期待を集めている。
 利用対象者は市内在住で認知症高齢者を介護している親族や支援者で、手続き終了後シールタイプのQRコードを発行する。シールは杖や靴、バッグなど常に身につける物に貼り付け、万が一に行方不明になった場合、発見者がQRコードを携帯電話などのカメラで読み取ると、高齢者各個人のIDとコールセンターへの電話番号が表示される。センターに連絡することで、行方不明者の身元が確認でき、保護までの流れを円滑化する。
 市社協はすかがわ見守り・徘徊SOSネットワークに登録している80人に案内を送付し、9月末までに約40人が登録し、現在QRコードの発行手続きを進めている。
 またケアマネージャーや認知症サポーターなどに情報提供し、一般市民にも市広報や社協だよりなどで周知して、行方不明者発見時に役立てられるよう整備を進める。
 QRコードシールは黄色い四角形で、下部に「れんらく先」と書かれている。
 発見者はQRコードをカメラで読み取り、画面に表示されるセンターへ連絡した後、警察等に保護を依頼する。親族や支援者にはセンターから連絡が入る。
 発行手続きは市社協窓口または各地域包括支援センターで受け付ける。氏名、住所、緊急連絡先や医療情報などを登録し、2週間程度で大中小のサイズが異なるQRコード計36個を発行する。利用は無料だが、QRコードの追加発行は有料となる。
 問い合わせは市社協(℡88―8211)まで。