須賀川の発展や秋を詠むはねつるべの会

桔槹創刊100年へ開かれた「はねつるべの会」

 須賀川の俳句文化を代表する俳誌「桔槹」創刊100年に向けた句会、第3回「はねつるべの会」は30日まで、桔槹吟社(森川光郎代表)同人ら約30人が参加してホテルサンルート須賀川で開かれ、市役所展望台や長松院句碑などを吟行し特選句などを互選した。
 「復興 そして発展へ 須賀川を詠む」をテーマに、有志による句会を含めて3回句を詠み、300句以上の作品が寄せられた。
 開会式で森川代表はこれまでの会の思い出を振り返りながら、「句を詠むことではねつるべの会でなくては得られないものをつかんでいただければと思います。2日間にわたりぜひ楽しんでください」とあいさつした。
 29日は市役所展望台(ウルトラフロア)と浜尾遊水地、30日は妙林寺金色堂石柱や長松院で今年7月に除幕した高久田橙子さんの句碑などを吟行して、句会を開き交流を深め合った。
 須賀川・岩瀬地方の森川代表特選・秀逸句、互選最高点は次の通り。
◇29日▽特選句=塩田和子(鏡石)「広々と枯れの始まる遊水地」▽秀逸=菅野潤子(須賀川)「須賀川の秋一望を私す」、同「秋冷のノート一冊胸に抱き」▽互選最高点=塩田和子(鏡石)「一本の道が途切れて秋の暮」
◇30日(入賞者全員須賀川)▽特選句=佐藤秀治「九月尽雨ふる朝の句碑めぐり」、石山たま江「師の墓前傘寄せ合うて秋惜しむ」、同「秋雨や眠る先師に会ひに行く」▽秀逸=深谷栄子「寺々を巡りて九月果てにけり」、永瀬十悟「吟行の列が芙蓉に来て止まる」▽互選最高点=石山たま江「師の墓前傘寄せ合うて秋惜しむ」