歴史ウオークで石背国に理解深める

栄町遺跡の石碑前で説明を受ける参加者たち

 奈良時代に会津・中通り地方を治めた石背(いわせ)国の中心であった須賀川駅周辺の関連遺跡を巡る歴史ウオーク「古代の須賀川」は15日、市内外から27人が参加して行われた。
 今年は石背国建国1300年にあたり、同じ時代に建設された上人壇廃寺跡が国指定史跡に指定されて50年を迎える。
 須賀川市は記念事業「まぼろしの国 石背」とし、市立博物館での企画展や講演会などの各種イベントを今月から10月にかけて実施している。
 歴史ウオーク「古代の須賀川」には福島市など市外からも愛好家が集まり、ふれあいセンターを出発して、石背国郡衙などがあったとされる栄町遺跡やうまや遺跡などを実際に歩いて見学した。
 現地では市文化振興課の管野和博学芸員がそれぞれの遺跡を解説し、養老2年(718年)からわずか数年だけ会津・中通り地方を治めた石背国について紹介した。
 当日はあいにくの雨模様であり、上人壇廃寺跡には入れず、須賀川駅隣りのコミュニティプラザから見学のみに止まった。
 なお今後は29日にワークショップ「復活!上人壇廃寺跡」、10月20日に講演会「石背国の成立背景―古墳時代のイワセ」を開く。問い合わせは市文化振興課(℡88―9172)まで。