円谷幸吉選手を演じ舞台公演

喜久造さんから円谷選手の思い出を聞く宮崎さん(右)

 須賀川市出身で先の東京五輪男子マラソン銅メダリストの故円谷幸吉選手の栄光と苦悩を描いた舞台「光より前に~夜明けの走者たち」が11月に東京と大阪で公演される。主役で円谷選手を演じる俳優の宮崎秋人さん(28)が12日、須賀川を訪れて円谷幸吉メモリアルホールなどを見学した。
 舞台「光より前に」は円谷選手と4年後のメキシコ五輪銀メダリストの君原健二さんの友情を描いた物語。ライバルである君原選手を木村了さんが演じる。
 円谷選手役の宮崎さんは東京都出身。ワタナベエンターテインメント所属でドラマ「マジで航海してますsecond season」(MBS・7月放送)はじめ舞台を中心にドラマや映画などで幅広く活躍している。
 役づくりのため、円谷選手を育んだ須賀川の地をぜひ一度訪れてみたいと本人が希望し今回の来訪となった。
 十念寺で円谷選手の墓参りをし、須賀川高で銅像などを見学、午後から須賀川アリーナ内のメモリアルホールを見学した。
 円谷選手の実兄・喜久造さんも駆けつけ、宮崎さんと選手の思い出話や東京五輪に係るエピソード、メダル獲得後の苦悩や葛藤などを紹介した。
 宮崎さんは円谷選手について「舞台で演じるため円谷さんについて調べたが、ここまで一つのことに命をかけて費やした選手は初めてではないかと思う。知れば知るほどここまでまっすぐな人は後にも先にもいないのではないか。私も演じることに自分の人生をかけている。この作品を機に円谷選手のように一つのことを歩き続ける大切さを再認識している」と話した。
 また役作りで走り込みを続けているとし、「円谷選手も走った須賀川の風景と風を実際に感じることができて良かった。より力強く役作りに取り組めます」と笑顔も見せた。
 昼食のかっぱ麺が「とても美味しかった」。時期を見計らってまた須賀川に来たいと話した。
 舞台「光より前に」は11月14日から25日に東京紀伊国屋ホール、29日から12月2日に大阪ABCホールで公演する。須賀川市民であればふるさと割引として半額の3500円で観覧できる。全席指定で未就学児入場不可。現住所が記載された身分証(免許証など)を持参・提示する。
 チケット申し込みはゴーチ・ブラザーズ(℡03―6809―7125)、問い合わせは渡辺エンターテインメント(℡03―5410―1885)まで。