救急車全搬送の4割が軽症患者

適正利用を呼びかけるポスター

 須賀川地方消防組合(二瓶喜真消防長)は9日から15日の救急週間に合わせて、救急車の「適正利用」に理解と協力を呼びかけている。須賀川・岩瀬・石川地方は全救急搬送のうち4割が軽症患者であり、専用アプリや子ども救急医療相談(#8000)なども活用して上手に救急車利用が求められる。
 今年1月から8月末までの救急出場件数は3654件(前年比179件増)、搬送人員3418人(177人増)。火災事故や労働災害などは減少しているが、今年は猛暑の影響による熱中症や高齢者の搬送が増えた。うち須賀川・岩瀬地方は2471件(109件増)。
 なお搬送後入院が必要ない軽症は4割(全国平均5割超)を占める。消防組合全体で救急車は10台稼働しているが、上手に利用できるよう適正利用等関連サイト(ポスターにQRコードあり)や症状を電話相談できる#8000などを利用して適正利用への協力を求めている。
 ただし胸が激しく痛む、突然の激しい頭痛、意識が無い、交通事故(強い衝撃を受けた)などの場合は迷わずに119番にかけて救急車を利用する。
 須賀川消防署(会田政男署長)は救急医療週間に合わせて、9日午前9時半からヨークベニマルメガステージ須賀川南店で街頭PR活動を行う。
 買い物客らを対象にチラシや関連グッズ配布、救急車展示、応急手当体験コーナーなどを開き、救急医療への理解を呼びかける。
 13日は公立岩瀬病院、14日は須賀川病院から看護師を迎え、医療機関と救急隊との連携強化と現場活動に理解してもらうため同乗実習を行う。
 救急医療週間は9日(救急の日)から15日までで、救急業務と救急医療に対する正しい理解と認識を深め、心肺蘇生法など適切な応急手当の普及啓発を図るため、全国的に各種活動を展開している。