敬老祝品は商品券でも温泉利用券でもOK

 須賀川市の高齢者賀寿事業として市内在住の75歳以上に贈られる敬老祝品は、今年から商品券と温泉利用券を選択してどちらでも使用できる共通券6枚に変更される。商品券としては1枚500円、温泉利用券としては市内6施設で1日入浴券として取り扱う。橋本克也市長が27日、記者会見で発表した。
 市は地域社会に貢献し、市の発展に寄与してきた75歳以上の高齢者に対し、これまで毎年敬老祝品として商品券1500円分と温泉利用券6枚をそれぞれ贈呈してきた。
 それぞれの利用率が商品券は9割、温泉利用券は5割となっていたが、各団体から長年改善の要望が出されてきたことから、利用実態に合わせて利便性の向上を図るため商品券として最大3000円、温泉利用券として最大6回分の共通券に見直すこととなった。
 30日開会の9月議会に拡充に係る経費1385万円を補正予算として提出しているため、今年度は10月の配付を予定しているが、来年以降は例年通り9月に戻す。
 今年度の対象者数は9月15日現在で1万124人(男3785人、女6339人)となっている。
 商品券は市内約380店舗で利用できる予定。なお配付が例年より1カ月遅れるため、利用期限の延長なども検討している。
 温泉利用券はこれまでいわせ老人福祉センターと藤沼温泉やまゆり荘が1回入浴だったが、市民温泉、市老人福祉センター、いわせ悠久の里、老人憩の家を含め市内6温泉施設全てで一日入浴券として利用できる予定。
 市の高齢者賀寿事業は81歳、85歳、88歳、90歳、99歳など区切りの年齢に長寿を祝う敬老祝金の贈呈や、各町内や行政区ごとで地域に即した内容で開かれる敬老事業への補助金交付などを実施している。
 これまでも高齢化の状況や高齢者の要望に応えるため事業に変更を加えており、敬老事業は27年度までは市が招待して市内3会場で実施してきたが、移動の困難などから出席者が減少していった背景などを踏まえ、28年度から地域の敬老事業を支援する制度に変えるなど、臨機応変な対応を図っている。