浜尾遊水地ツバメのねぐら観察会

上空を舞うツバメの大群を観察する参加者たち

 日本野鳥の会郡山支部の「ツバメのねぐら観察会」は26日、浜尾遊水地で行われ、県内外から集まった愛好者たちが夕暮れの空を飛び交う若鳥の大群を観賞した。
 近年、国内でツバメの数が減少していることから、同支部はツバメのねぐらに必要なヨシ原保全の啓発も兼ねて観察会を実施しており、約50人が集まった。
 ツバメは春から夏にかけて人家の軒先などに巣を作り子育てするが、巣立ったヒナは日本を去るまでの期間、集団でねぐらを形成する。
 浜尾遊水地は南側にヨシ原が広がっているため、全国的にも珍しい大規模なツバメのねぐらになっており、8月中旬から下旬にかけての日没直前30分程度の間に、約1万羽の大群が空を覆うように飛ぶ姿が観察できる。
 当日は熊谷建一支部長が参加者にあいさつし、ツバメの生態や浜尾遊水地の解説をしたのち、ツバメの飛来を待った。
 日の沈みかけた午後6時半頃からヨシ原の上空にツバメの大群が姿を現し、参加者たちは歓声を上げながら望遠鏡やカメラを向けていた。
 なおツバメたちは例年9月中旬頃からインドネシアなどに南下する準備をし、10月中頃には若鳥も飛び立つ。