団子山古墳は推定65㍍の前方後円墳

後円部(墳頂トレンチ)で説明を受ける参加者

 須賀川市、市教委、福島大学行政政策学類考古学研究室の団子山古墳第8次調査現地説明会は26日、約50人が参加して日照田字入ノ久保地内で開かれた。
 市指定史跡の団子山古墳は、今年度から共同調査として、今月1日から後円部の形態・規模・構造、墳頂墓壙周辺土層の性格解明、埋葬施設の確認などを目的に調査した。
 菅野和博市学芸員は「4世紀の埴輪をもつ古墳は東北で4例しかなく、なおかつ一番南に位置するものです。今回の発掘調査で多くの情報が得られました」、菊地芳朗福島大学教授は「平成24年より6年間発掘調査し、前方後円墳で墳長は65㍍と推定されます。今年から市が主体となって共同で調査しています」とそれぞれあいさつした。
 調査は後円部北側と西側、墳頂の3カ所で実施し、その成果発表は研究室の大学生や院生らが説明した。
 後円部(墳頂トレンチ)では墓壙に取り付く扇形の黒褐色土層の性格と構造、横断面や扇形の土層の性格、北トレンチでは北側の墳端を確認や形態・規模・構造の解明、西トレンチでは墳端の確認やテラス部の続きがあるか否かの確認など、今回の調査で分かったことなどを丁寧に紹介した。
 今回の出土遺物総数は136点で主に埴輪と土師器が出土し、古墳がつくられた年代から古墳時代前期後半(西暦4世紀中ごろ~後半)であることがより明確になった。
 参加者からの質疑応答もあり、前方後円墳の現状で南側の方角や複雑な盛土のつくり方に興味を示すとともに、身近な所の古墳に心を弾ませていた。