天栄村こども未来応援事業

はしご車に登る佐藤君

 子どもたちの夢実現を後押しする天栄村の「こども未来応援事業」は20日に須賀川消防署、23日に公立岩瀬病院で行われ、小学生たちがあこがれの職場を体験した。
 同事業は第5次総合計画の基本目標「みんなで心豊かな人づくり」に基づき、子ども自身が過去から現在、未来へ続く自分を見つめながら自分らしい生き方を実現できるよう村全体で支援し、郷土を愛する心を養うとともに「生き抜く力」を身につけることができるよう体験の機会を提供するもので、昨年から始まった。
 消防士にあこがれる佐藤吏貢君(湯本小1年)と遠藤直也君(大里小3年)は須賀川消防署を訪れ、施設や訓練の様子などを見学した。
 署員から消防士の仕事について説明を受けた後、通信指令室なども見学したほか、はしご車やポンプ車の乗車体験、子供用防火服に袖を通し、消防士気分を味わった。途中、救急車が出動するなど、何かあればいつでも出動する消防署の体制を間近に感じる機会となった。
 佐藤君らは「力持ちの消防士になりたいので、実際にやってみたかったことが色々できてよかったです」と笑顔を見せた。
 救命救急医を夢見る佐藤愛彩さん(牧本小6年)は公立岩瀬病院で救急医療の現場を見学した。
 三浦純一院長から医師として重要な考え方や心構えなどを聞き、その後、救急外来の処置室で除細動器や生体情報監視モニターなど、救急医療に必要な設備について担当者から説明を受けた。
 院内を見学しながら救急医療の流れなど説明を受け、最後に人形を使って心肺蘇生法を体験、看護師から教わった通りの手順で意識の確認や周囲への呼びかけ、心臓マッサージなど真剣な表情で取り組んだ。
 佐藤さんは「たくさんの命を救うドラマの中の医師にあこがれて参加しましたが、テレビではわからないような設備を見たり、話を聞いたりして、改めて救命救急医になりたいと強く思いました」と目を輝かせた。
 同事業は今年度中に、声優・歌手や動物園の飼育員、サッカー選手などの夢を掲げる子どもたちのチャレンジを支援する予定。