1日に「上人壇廃寺跡」をテーマに講演会

 須賀川市を中心に栄えたまぼろしの国「石背(いわせ)」の建国1300年と上人壇廃寺跡国史跡指定50周年記念講演会「上人壇廃寺跡と日本の古代寺院」は、9月1日午前10時半から市立博物館企画展示室で開かれる。
 講師に清水重敦京都工芸繊維大デザイン・建築学系教授を迎え、定員50人(事前申し込み不要)で開く。
 石背国は奈良時代の養老2年(718年)に現在の東北地方南部の陸奥国から独立し、現在の中通りと会津地方を治めた。須賀川に中心があったとされ、石背国はわずか数年で再び陸奥国に統合されたが、この時期に創建されたと考える寺院跡が上人壇廃寺跡(JR須賀川駅北側)となる。
 南門・金堂・講堂が一列に並ぶ伽藍配置が明らかとなり、一辺が約80㍍の溝で囲まれた中に瓦塔や経軸端・金鼓など全国的にも希少な資料が出土し、昭和43年に国史跡指定された。
 市立博物館でも企画展「まぼろしの国石背」を9月1日から30日まで開き、観覧無料で関連史料を展示する。
 15日の歴史ウオーク「古代の須賀川」(参加募集中)、29日のワークショップ「復活!上人壇廃寺跡」、10月20日の講演会「石背国の成立背景―古墳時代のイワセ」の関連イベントも行う。問い合わせは市文化振興課(℡88―9172)まで。