にぎわいと活気へ市民交流センター落成

松明通りから見た須賀川市民交流センターtette

 須賀川市民交流センターtette(てっての)落成式は21日、関係者ら約120人が出席して1階たいまつホールで行われた。来年1月11日のオープンに向けて、新たなまちなかのにぎわいと活気を生み出し、それらが須賀川市全体に波及するよう期待する声が多く聞かれた。
 市民交流センターは全国から応募のあった1317件の中から、「みんなが手と手をつないで笑顔あふれるように」の願いを込めて、「tette(てって)」の愛称が名付けられた。
 地上5階建ての建物は市初の複合型施設であり、図書館機能を核として、市民の生涯学習・交流の場、観光面での交流など様々な世代の人々が集い、活動することで、新しい須賀川の文化と魅力の創造が期待され、年間30万人以上の利用が見込まれている。

「創造的復興の実現を」とあいさつする橋本市長

 設計・工事は石本・畝森特定設計共同企業体、主体工事を三井住友・三柏特定建設工事共同企業体。設計にあたっては多くの市民に“自分たちの施設”として愛着を持ち、ともに育ててもらいたいと、35回にもわたる市民ワークショップを開いて、中学生から高齢者まで延べ約700人が参加して幅広く意見交換した。
 これらの声をできる限り反映した結果、単なる複合施設でなく利用者の視点を重視した「機能融合」という新たなコンセプトのもとでこれまでの公共施設の概念を超えた設計となった。
 吹き抜けやスロープなどにより各空間を緩やかにつなぎ、図書館エリア以外の興隆スペースにも本を配置することで施設全体を図書館と市民の活動の場が融合した、まったく新しい施設が完成した。
 落成式は国歌・市歌斉唱に続いて、橋本克也市長が「市民交流センターtetteの完成を一つの節目として、単なる復旧ではない創造的復興の実現を目指し、復興のまちづくりのモデルとなるべく、引き続き取り組んでまいります」と式辞を述べた。
 佐藤暸二市議会議長があいさつし、来賓の玄葉光一郎代議士らが祝辞を述べた。
 建設関係者として新井英雄三井住友建設社長、菊地一樹三柏工業代表取締役、長尾昌高石本建設事務所社長、畝森泰行建設設計事務所代表取締役に感謝状が贈られた。
 終了後は招待者を対象に内覧会を実施し、最大の特徴でもある吹き抜けスペースや子ども遊び場、図書スペースなどをじっくりと見学して回った。