交流センターに全高2㍍超の初代ゴジラ展示も

市民交流センター入り口ロビー

 須賀川市民交流センターは「人を結び、まちをつなぎ、情報を発信する場の創造」を基本コンセプトに図書館機能を核とした、須賀川初の「機能融合」施設として地上5階建ての新しい建物が来年1月11日にオープンする。
 落成後は図書館の引っ越し作業や円谷英二ミュージアムの展示工事、スタッフ研修、各種検査などが必要となるため、落成から開館まで約4カ月半の準備期間がかかる。
 1階部分は松明通りと田善通りを結び、まちなかのにぎわいと神社仏閣が連なる落ち着いたまち並みをつなぐ大空間を設け、「まちなかの広場」としてだれもが気軽に、自由に立ち寄れる場所となる。
 ガラス張りの壁面や屋外テラスなど施設の内外の見える化を図り、通りとセンター内部の両方で活動の様子を見られるようになる。
 1階の吹き抜け部分には新規創業者を支援するチャレンジショップが3ブース出店し、西側には光の広場としてウルトラマンを紹介するコーナーを設け、バルタン星人やレッドキングなど人気怪獣の巨大モニュメントが並び、松明通りとの連動性が期待される。
 2階は全体を「こどもフロア」と位置づけ、独立型の児童図書館や屋内遊び場、子育て支援センター、託児ルームを配置して、こどもの学びや遊び、相談などを同じフロアで対応できるよう工夫する。
 3階は図書館を中心に、これまで施設を利用していなかった人にも興味を持ってもらえるように、テーマごとに本を配置し、交流スペースにも本を置くなど図書と活動との融合を目指す。
 4階は音楽バンドやダンスの練習ができる貸し室を設置し、これまで公民館で活動してきた各団体をはじめ、若い世代にも利用を呼びかけていく。
 5階にはウルトラマンの生みの親で、須賀川出身の故円谷英二監督を顕彰し、特撮を文化として継承する拠点施設として「円谷英二ミュージアム」を併設する。
 このうち図書館は「中央図書館」と名称を変え、4万冊増やして20万冊の蔵書を誇る施設として生まれ変わる。円谷英二ミュージアム関連資料も充実させ、各階のテーマに沿って図書資料を展示するほか、季節や須賀川の文化などと連動したテーマ展示なども新たに取り入れる考え。
 現在休館中の図書館は既存資料の箱詰め作業をメーンに行っており、9月上旬から交流センターへの運び出しと配架作業を約2カ月かけて行う。職員による最終確認やシステム整備を経て、来年1月11日の交流センターオープンと同時に利用開始する。
 5階の円谷英二ミュージアムは、約500平方㍍の館内に監督が手掛けた特撮作品の関連資料をほぼすべて現代のスケールに再現・新作する。全高2㍍超の初代ゴジラのコスチューム(着ぐるみ)のほか、尾上克郎監督を総合監修に、本市を拠点に活躍するゴジラ原型師の酒井ゆうじさんらを監修や指導・助言に迎え、特撮を文化として継承するべく各種展示に工夫を凝らす。
 展示内容などは順次明らかにされていくが、9月から資料が並びはじめ年内には全て完成する。ミュージアムへの入館は無料だが、オリジナルグッズ販売や特別企画展(有料)などを計画している。