天栄村湯本地区で初の避難訓練

住民たちにあいさつする添田村長

 天栄村の湯本地区土砂災害避難訓練は19日に行われ、万が一の災害に備えて避難経路や避難に際する課題などを確認した。
 近年、頻発する土砂災害によって多くの人命が失われていることを背景に、急傾斜地が多く、裏山など身近な場所が警戒区域に指定されている湯本地区で訓練を実施し、災害発生時における速やかな避難と防災意識の啓発を図ることが目的。
 住民や村役場職員、村消防団、須賀川署湯本駐在所、須賀川消防署長沼署湯本分遣所から約200人が参加し、初めて実施された。
 訓練想定は、大型で非常に強い勢力の台風の接近による大雨で土砂災害の危険性が高まる中、村が地域防災計画に基づき災害対策本部を湯本支所に設置し、住民の生命を確保するため避難誘導を開始した。
 午前9時に防災行政無線で(訓練)避難勧告し、住民が湯本支所や湯本体育館、湯本中学校、湯本高齢者コミュニティセンターの4カ所の避難所に避難完了後、住民らは村の防災マップや気象庁の防災ガイドなどを受け取り、訓練での気付きなどをアンケートにまとめた。
 添田勝幸村長が各避難所を回り、訓練に参加した住民たちに「災害では地域で声を掛け合う自助・共助が命を守るために必要となる。この訓練を契機に各地域で災害について話し合い、地域防災計画に活かしてほしい。村でも今後こうした訓練を継続していきたい」とあいさつした。
 参加した住民たちは「災害は忘れた頃に来るもの。こうした訓練はありがたい」「訓練で得たものを、災害の備えなどの参考にしていきたい」など感想を話していた。