円谷選手の偉業振り返るパネル

橋本市長にパネルを手渡す古籏会長と遠藤校長

 須賀川高同窓会(古籏恂会長)は2年後に開催を控える東京オリンピックに向けて、同校出身でマラソン競技銅メダリストの円谷幸吉選手に再び脚光を当てるため、同校正面玄関前の円谷幸吉像の写真パネルと円谷選手を振り返る新聞記事の拡大パネルを市に寄贈した。贈呈式は23日、円谷幸吉メモリアルホールで行われ、古籏会長と遠藤均校長が橋本克也市長に手渡した。
 同校の円谷幸吉像は創立80周年記念を迎えた昭和62年10月に円谷選手の活躍をたたえ、後輩へと引き継いでいくために建てられたもので、昨年創立110周年を迎えた際に紹介プレートを新たに設置した。プレートには円谷選手の略歴や東京オリンピックでのタイムなどが刻まれている。
 古籏会長は「県内でも屈指の歴史を持つ本校で、地域で活躍する人材を育てたいという思いがこうした取り組みにつながった。昭和33年度に卒業した偉大な先輩の活躍を振り返ってもらうことで、後輩たちの刺激になることを期待したい」とあいさつした。
 橋本市長は「本市では円谷選手と円谷英二監督の2人の『円谷』をイメージアップ戦略で活用させていただいているが、円谷選手は次の東京オリンピックを契機に間違いなく再注目を集めるので、全国・全世界にその活躍など発信していきたい」と語り、同窓会の尽力に感謝を伝えた。
 寄贈したパネルは同館に展示される予定である。
 同窓会はそのほか、東京オリンピックで疾走する同氏の写真パネルを今月9日、在校生や来校者に円谷選手の活躍を知ってもらうため同校に寄贈し、正面玄関に展示された。展示ケースには校長室に保管していた円谷選手の直筆サイン色紙も並べられる。色紙には東京オリンピックで円谷選手が走った1964年10月21日の日付と、座右の銘「忍耐」の文字が書かれている。
 東京オリンピックの聖火リレーが2020年3月26日から福島県を皮切りにスタートすることが決まり、円谷選手の出身地である須賀川市も経由地に名乗りを上げている。須賀川南部地区町内会を中心に、円谷選手の東京オリンピック出場を祝って54年前に築かれた“サルビアの道”を復活させる動きがあるなど、円谷選手を柱とした東京オリンピックへの盛り上がりと聖火リレー誘致実現に向けた活動に市民の関心も高まっている。