火災発生情報を全団員が専用アプリで共有

参集アプリについて説明を受ける団員たち

須賀川市消防団(善方明夫団長)は火災発生情報を速やかに全団員1103人で共有し、いち早く現場に駆けつけられるよう、消防団参集アプリ(S・A・F・E)を導入した。準備が整い次第、全団員のスマートフォンなどにインストールして活用していく。関係者によるとアプリ導入は県内初めて。
S・A・F・Eは市内木之崎のホームページ作成業者、情報整備局(和田晃司代表)がWiz国際情報工科大学と共同開発した。
これまでは火災発生の一報が消防署に入ると、部長以上の団員にメールが入り、手動で班長や団員で連絡通知されていた。
今回のS・A・F・E導入により、火災発生の通報が消防署に入り次第、専用のサーバーを経由して速やかにアプリを登録した全団員に情報が転送され、タイムラグなく迅速に出動できる態勢を整え、分団・班内での情報共有が図れるようになる。
火災発生場所や状況に関する情報の速やかな共有が課題となっていたが、情報整備局の和田代表(第11分団志茂班)とシステム開発した斎藤浩平さん(第7分団滑川班)が現役の市消防団員であることもアプリ導入を後押しした。
S・A・F・Eアプリは火災発生通知・鎮火(鎮圧)、火災時の出動条項、車両の部署位置、消防水利の位置・点検などの機能が利用できる。
火災通知範囲は現状や出動区分を参考に分団単位で通知する。アプリ利用には専用のID・パスワードが必要になり、現段階で消防団員以外の利用はできない。
将来的に機能別団員や女性団員のアプリ利用と情報共有も検討している。
S・A・F・Eアプリ操作説明会は8日、各分団班長以上の団員約100人が出席して市役所で開かれた。
善方団長は「新しいアプリを導入することで、火災発生情報を共有し、消防活動に迅速に活用できるよう個々の活動に役立てていただきたい。有益な活動に期待しています」とあいさつした。
消防団事務局や情報整備局の和田代表らがアプリ操作について紹介し火災通知範囲や運用、注意点についてプロジェクターなどを利用して説明した。