市指定史跡団子山古墳調査委員会

橋本市長から委嘱状を受ける藤澤委員長

須賀川市指定史跡団子山古墳第1回調査指導委員会は5日、市役所で開かれ、今年度の調査内容や今後の進め方を審議した。委員互選により藤澤敦東北大学総合学術博物館長を委員長に選任した。
団子山古墳は市内日照田地内に位置し、昭和56年3月に市指定史跡に指定された。4世紀後半の古墳時代前期の史跡とみられる。
市立博物館所蔵の首藤保之助さんコレクションに同所から出土した埴輪が含まれる。平成23年に出土埴輪を分析発表し古墳時代前期の古墳である可能性が浮上したため、これを検証するため今回の委員でもある菊地芳朗教授が担当して、平成24年から福大行政政策学類考古学研究室が実習の一環で調査を実施した。
これまでの調査結果により、団子山古墳は墳長65㍍の前方後円墳で、首藤コレクションに類似する円筒埴輪や土師器片などが出土している。
福大の古墳調査を発展的に継承するため、今年度から国庫補助金を活用した、保存目的の範囲確認調査を予定し、これまで学術調査してきた福大研究室との官学協同調査をする。
また須賀川市には阿武隈川流域に県内でも有数の古墳が集中しており、団子山古墳と同古墳周辺の仏坊・市野関稲荷神社・大塚・蝦夷穴など主要古墳の計画的な調査や活用・整備についても検討していく。
第1回調査指導委員会は、橋本克也市長が藤澤館長、菊地教授、柳沼賢治福大うつくしまふくしま未来支援センター特認教授に委嘱状を交付した。
橋本市長は団子山古墳が古墳時代前期の埴輪を有するのは県内で3例あるが、中通り地方では唯一の史跡でもあり調査研究を進めていきたいとし、「須賀川市は4月に福島大学と相互協力協定を締結しており、その先駆けとして今回の調査研究を契機に、市歌でも歌われた歴史と文化のまちを目指してまいりたい」とあいさつした。
審議はこれまでの調査説明と今年度の調査内容、今後の進め方などについて意見交換した。