JT跡地立地企業にも奨励金制度対象へ

 須賀川市はこれまで工場等立地促進条例に基づき、テクニカルリサーチガーデン(以下TRG)への企業進出を全国トップクラス・県内最大級のサポートシステムで支援してきたが、6月議会で条例を一部改正し、茶畑町のJT東日本原料工場跡地への企業進出も用地代と雇用促進の両面で支援し企業誘致を進めていく。
 須賀川市工場等立地促進条例に基づく補助は、用地代の60%を限度額なしで助成する工場等立地奨励金(TRG限定)と、用地取得面積1000平方㍍または建築面積300平方㍍以上で新規雇用者のうち市内居住者が10人以上(中小企業は5人以上)であれば操業開始日から3年間最大50万円の雇用促進奨励金を受けられる。国・県立地補助金との併用も可能となっている。
 今回の条例一部改正により、これまでTRG以外の工場等立地奨励金は30%だったが、今夏にも企業募集開始が期待されるJT跡地への企業誘致を促進するため、TRGと同様に用地取得代60%を補助する。
 合わせて同条例の補助対象は製造業が中心となっていたが、新たに道路運送業や梱包業、小売・卸業なども加えられる。
 また雇用促進奨励金補助対象要件も緩和し、新規雇用者のうち操業開始時の雇用者を20人から10人(中小企業は10人から5人)、市内居住者は10人から5人(中小企業5人が3人)とする。
 茶畑町のJT跡地は須賀川市が新たなまちづくりの拠点として、製造・物流部門の企業誘致のため、昨年夏に約8・7㌶の土地を12億7100万円で購入した。
 これまで誘致企業を選考するプロポーザル競技に向けた審査委員会を4回開いており、次回は7月6日午後1時半から市役所で開かれる。
 第5回委員会で審査要項が具体的にまとまれば、今夏中にJT跡地進出企業の募集がスタートする。一定期間を経て審査委員が1次審査(書類審査など)と2次審査(プレゼンなど)を行い決定する。
 JT跡地は市内中心部にあり、国道4号線や東北自動車道須賀川ICにも近いため、これからの須賀川発展の核を担う土地利用が期待される。新たな雇用創出へ製造・物流部門での企業誘致を目指し、首都圏での市独自のセミナーなどを通して広くPRに努めている。