福島空港 8年7カ月ぶり沖縄へ

関係者に見送られながら出発する沖縄便

 福島空港と沖縄県の那覇空港を結ぶ日本航空チャーター(JAL)便は21日、関係者らに見送られながら満席の261人を乗せて飛び立った。JALの沖縄便は平成21年11月以来、8年7カ月ぶりとなり、関係者らは福島―沖縄間の定期路線再開に向けて期待を高めている。
 福島空港の沖縄定期便はJALが平成6年から運航し、同社グループの日本トランスオーシャン航空(JTA)が13年から引き継いでいたが、12年2月の航空法の改正以降、航空会社が路線の休廃止を容易にできるようになったほか、JALの経営悪化などのため、21年1月に運休し、同年11月までJALが修学旅行用の臨時便を運航していた。その後はJTAがチャーター便で福島―沖縄間をつなぎ、直前では27年3月にも運航している。
 チャーター便はタビックスジャパン郡山営業所が企画した2泊3日のツアーで、ひめゆりの塔や美ら海水族館、首里城など沖縄の見どころを満喫するもの。
 県は定期路線再開に向け、昨年8月と12月には畠利行副知事がJAL本社にトップセールスを行うなど積極的な働き方を継続してきたことが今回につながった。
 現在、福島―沖縄間はチャーター便以外では大阪伊丹空港を乗り継いでの運航のみとなっており、今回を足がかりに定期路線が再開すれば利用者の利便性が大きく向上し、両県の交流や福島空港の活性化が前進することから、関係者をはじめ多くの県民が期待を寄せている。