チャチャチャ21 芭蕉のみちを歩くツアー

一里塚に設置した石標の説明を聞く

 須賀川市のNPO法人チャチャチャ21(髙久田稔理事長)は、当地を訪ねた松尾芭蕉の足跡を訪ねる「芭蕉のみちを歩くツアー」を企画し、16、17の両日で歴史愛好家ら約30人が参加した。
 松尾芭蕉は元禄2年(1689年)に門人の曾良を伴い、江戸深川から「おくのほそ道」の旅に出立し、6月9日に須賀川宿にたどり着き、当宿の駅長で豪商の相楽等躬の手厚いもてなしを受けて、全国でも3番目に長い8日滞在した。
 等躬や須賀川の俳人らと句会を開いたほか、石川の滝(現乙字ケ滝)をはじめ各地の名所旧跡を訪ねた。チャチャチャ21は3月から、ゆかりの地10カ所に石標「芭蕉のみち」を設置している。
 今回のツアーは旧奥州街道を外れて、乙字ケ滝に立ち寄り守山へと向かった芭蕉の面影を追体験するとともに、各地の「芭蕉のみち」石標を訪ねた。
 芭蕉記念館で17日まで開催していた、相楽等躬生誕380周年記念事業「等躬と須賀川宿」に合わせて、髙久田理事長が現代の等躬に扮して参加者を案内して歩いた。
 ツアーは両日とも芭蕉記念館を出発し、16日は一里坦、並木町、大町、六軒、前田川、乙字ケ滝を、17日は乙字ケ滝から市野関、小作田、芭蕉の辻、塩田、守山境まで徒歩で巡り、芭蕉一行の道のりを疑似体験した。
 16日の最初に訪ねた一里坦の国指定史跡「須賀川一里塚」は今から徳川家康の命で全国の主要街道を改修した際に、江戸日本橋を起点に一里ごとに築かれたもので、江戸から59番目にあたる。下宿には60番目となる塚跡が遺されている。
 髙久田会長はじめチャチャチャメンバーが現地の説明をし、芭蕉ゆかりの地をともに設置した芭蕉のみち石碑なども訪ねて歩いた。
 参加者らは資料をもとに説明に聞き入り、江戸時代当時の須賀川宿と芭蕉一行が当地で体験した、おくのほそ道に想いをはせていた。
 なお芭蕉のみち石標は、結の辻をはじめ、大町よってけ広場(旧石川道)、須賀川一里塚、前田川、市野関、乙字ケ滝、小作田ふれあいパーク、芭蕉の辻、守山道、塩田公民館の10カ所に設置する。