市文化センター 来年7月から1年半全館休館

来年7月から工事が始まる文化センター

 須賀川市立博物館の特別展「日本画壇の巨匠松尾敏男―命の輝きを描く―」の後期展示は29日から始まり、前衛的な初期の作品から、日本画の究極を追い求めた晩年の作品まで、前期展示と入れ替わった全20点をひと目見ようと多くのリピーターが足を運んでいる。
 松尾画伯の没後初の全国巡回特別展で、北海道・東北での開催は同館唯一となっているため、県内外から多くの愛好者が「第二のふるさと」須賀川を訪れている。会期は6月10日まで。
 後期展示の見どころは、松尾画伯が須賀川牡丹園に40年以上写生に通い続ける中で描いた「朧」や「日本画の究極は黒(玄)と白(皎)」として亡くなる前年の平成27年に描ききった集大成の牡丹画「玄皎想」のほか、旅先のスペインの景色を描いた大作「朝光のトレド」など、画伯が生涯を通して描き続けた軌跡をたどることができる内容となっている。
 特別展の今後の主な催しは6月2日午前11時から同館学芸員のギャラリートーク、同日午後2時から俳優の田井中将希さんの朗読、松尾由佳理事長のピアノによるミュージアムコンサート「平和と復興の祈り」で松尾画伯のエッセーを朗読する。事前予約は不要、入館料のみで鑑賞できる。
 毎週水曜日は「絵画を楽しむウエンズデー・ナイト・ミュージアム」として午後7時半まで開館する。
 観覧料は大人500円、高校生以下、70歳以上、障がい者手帳を持っている人は無料で観覧できる。チケット半券所持者はリピーター割引の300円。
 問い合わせは博物館(℡75ー3239)まで。