鏡石町長選 戦いの跡

3期目当選に喜びの万歳三唱する遠藤氏

 8年ぶりに選挙戦を繰り広げた鏡石町長選は27日に投票が行われ、現職の遠藤栄作氏(67)が4347票を獲得、新人で前町議の吉田孝司氏(39)は1616票で破り、3選を果たした。投票率は58・75%(男性56・88%女性60・49%)。8年前の78・3%より19・55ポイント下回り、過去最低となった。
 遠藤氏は昨年12月議会で立候補を正式表明し、「笑顔と健康」、「進化する」をキャッチフレーズに町民参加型の町政運営で元気なまちづくりを掲げた
 田んぼアート、まちの駅、油田計画などを進めつつ、健康と福祉の文化をつくり上げ、子どもから高齢者まで安心して暮らせるまちをつくるため健康福祉センターの建設、水道事業と鏡石二小の改修工事など町のさらなる進化に向けて全力を注いでいくことを訴え続けた。
 吉田氏は今年2月に「無投票当選をなくさなければならない」と表明し、財政健全化政策「ヨシダノミクス」を推進し町政刷新、財政面全面見直しを主張した。医師として町民の健康を支えてきたが、町議歴は2年の新人ということもあり、知名度の低さに加え、現職の町政を支持する町民の多さが2731票の差になって表れたものとみられる。
 遠藤陣営は前回の選挙経験を活かして後援会をフル動員し、若者、高齢者が出歩く時間、場所を考えての徒歩遊説や街頭演説など、できること全てに妥協を許さず徹底していた。玄葉光一郎代議士が応援にかけつけ激励したことも追い風となった。
 告示後も毎日町内を走り回り、選挙カーで遊説、時折り降車して握手を繰り返し、まちづくりにかける思いを熱心に伝えて歩いた。
 吉田氏は後援会組織を作らず、毎朝の辻立ちや町内1周遊説、1日最大10回の街頭演説など朝から晩まで全力で訴え続けたが、得票に結びつかなかった。