JT跡地、今夏にも企業誘致募集開始

 須賀川市の新たな産業拠点として製造・物流部門企業の誘致を目指す、茶畑地区産業拠点(JT工場跡地)の第4回整備事業プロポーザル競技審査委員会は23日に市役所で開かれ、企業募集に係る実施要領について協議した。約1カ月後の次回審査委員会で意見集約を図りたい考えで、今夏中に誘致企業募集が始まる。
 プロポーザル競技審査委員会は小林茂太委員長(大平洋金属監査役)をはじめ市内各界各層の委員11人で構成し、JT跡地参入企業の選考に係る実施要項を作成し、企業募集後に提出された提案を審査し、事業所を選定・市長報告までの事項を担当する。
 過去3回の委員会ではJT跡地の視察、産業拠点立地動向調査を基にしたヒアリングなどで意見交換し、第4回委員会はこれまでの意見を集約した企業誘致に向けた具体的な実施要領について協議した。
 小林委員長は「これまで様々な意見交換をしてきましたが、現在の社会情勢で9㌶の広大な土地に企業を誘致することは非常に難しいところがあります。今後も皆さんのご協力とご尽力をいただき、いろいろな形で連携を強めていき、市民の皆さんにとって良いような結果に持っていければと思います」とあいさつし、理解と協力を求めた。
 企業誘致に向けた実施要領について意見交換し、市としては約1カ月後の第5回委員会で一定の結果を出したい考え。実施要領がまとまり次第、今年の夏中には企業誘致を本格的に始める。
 JT東日本原料工場跡地は西川地域の一等地(茶畑町)に約8・7㌶の面積を持つ。須賀川のこれからのまちづくりを左右する一大拠点としての開発が期待され、市が昨年同社から約12億7100万円で購入した。
 JT跡地は東北自動車道須賀川ICと国道4号線に近く、福島空港利用圏内の高速交通網を最大限に活用できる立地条件に恵まれている。市は新たな雇用が期待できる製造・物流関連事業の誘致を計画し、首都圏企業を対象に市が独自に実施した今年2月の企業誘致セミナーで橋本克也市長が自らトップセールスして同地を広くアピールした。