松尾敏男画伯の素顔を知る

松尾画伯のエピソードを語る森園学芸員

 須賀川市立博物館の特別展「日本画壇の巨匠松尾敏男―命の輝きを描く―」の記念講演会は19日、グランシア須賀川で開かれ、市内外から集まった多くの愛好者が松尾画伯の生涯や作品に向き合う姿勢などに思いをはせた。
 6月10日まで開催している特別展を記念したもので、長崎県美術館の森園敦学芸員、松尾画伯の長女で松尾財団の松尾由佳理事長、同財団の田井中将希企画室長を講師に招き「須賀川をこよなく愛した松尾敏男の芸術と素顔」をテーマに講話した。
 まず長崎文化放送が制作した記録フィルム「松尾敏男先生を偲んで」で、松尾画伯が故郷を描いた名作「長崎旅情」の制作風景などを上映した。
 森園学芸員は「松尾敏男の生涯と芸術」を演題に、長崎や東京で過ごした少年時代や若い頃の松尾画伯のエピソード、作品などをスクリーンで紹介した。
 由佳理事長と田井中室長は「松尾敏男の芸術と素顔」と題し、家族として身近に接した画伯の人柄や思い出などを話し、参加者の関心を集めていた。
 特別展の今後の主な催しは、6月2日午前11時から市立博物館学芸員のギャラリートーク、同日午後2時から俳優の田井中将希さんの朗読、松尾由佳理事長のピアノによるミュージアムコンサート「平和と復興の祈り」で松尾画伯のエッセーを朗読する。
 毎週水曜日は「絵画を楽しむウエンズデー・ナイト・ミュージアム」として午後7時半まで開館する。
 なお現在展示されている作品は27日までで終了し、29日から作品を入れ替えての後期展示が始まる。
 観覧料は大人500円、高校生以下、70歳以上、障がい者手帳を持っている人は無料で観覧できる。チケット半券所持者はリピーター割り引きとして300円。
 問い合わせは博物館(℡75ー3239)まで。