芭蕉記念館「等躬と須賀川宿」スタート

等躬と須賀川宿に関する展示を眺める来場者

 須賀川市芭蕉記念館の相楽等躬生誕三八〇周年記念事業「等躬と須賀川宿―まちなか展覧会」は16日から同館とまちなか店舗でスタートし、松尾芭蕉が須賀川宿などを訪れた「おくのほそ道」墨彩画展や江戸から昭和初期のまち絵図やまちなか写真展を開いている。
 相楽等躬は奥州街道の宿場町として栄えた須賀川宿の駅長を務め、当地を訪ねた松尾芭蕉と曾良一行を出迎え、名所に案内し句会を開くなど歓待した。自身も須賀川俳壇を代表する俳人の一人として活動した。
 墨彩画「おくのほそ道」展は、松尾芭蕉の心を実際に旅して描いた米倉兌さんの作品を展示し、作者の目を通して芭蕉の旅の様子や風景を楽しめる。
 江戸から昭和初期の絵図や地図の展示は軒の栗ギャラリーやまちなか店舗、今昔まちなか写真展は南の黒門跡から本町ポケットパークの市内各店舗でも観覧できる。
 26日午前10時からは市役所みんなのスクエアでギャラリートーク「古老が語る須賀川の今昔」を開く。郷土史家の永山祐三さんがまちなかの地名由来や生活文化、現存史料から相楽等躬の人物像などに迫っていく。
 ほかにも6月9日は佐藤勝明和洋女子大教授の記念講演会、俳句ポスト表彰式、10日はまちなか音楽会などを実施する。
 芭蕉記念館は午前9時から午後5時まで開館で休館日は毎週月曜日。問い合わせは同館(℡72―1212)。