須賀川市図書館の移転業務を委託

約20万冊の蔵書がある市図書館

 須賀川市図書館は来年1月11日オープンを目指して進めている市民交流センター(tette)に移転のため、移転計画策定と移転業務について公募型プロポーザルを実施する。移転作業に伴い市図書館は今年中に長期休館となる。
 企画提案書などプロポーザル参加に必要となる参加表明書と参加資格確認書を市図書館に提出する。実施要領、仕様書は市ホームページ上でダウンロードできる。
 企画提案書は27日午後5時までに市図書館に持参または郵送し、質問は24日から5月2日午後5時までに同館に電子メールで提出。回答は5月10日頃に参加資格者全員に電子メールで送信する。
 5月28日にプレゼンテーションを実施し、市が設置する審査委員会が企画提案の審査と評価をし、委託候補者を選定する。
 市図書館は絵本や雑誌など約20万冊を所蔵しており、事業者から独自のノウハウや過去の実績を活かした提案を受け、移転に必要な知識、経験などの優れた委託候補者を選定し委託者の業務への影響を最小限に留めながら円滑な移転の実現を目指す。
 提案者の資格は県内で過去5年以内に国か地方公共団体の移転業務、同規模図書館の移転業務を複数回受託し履行した実績があり、プライバシーマークを取得していることなど。
 業務内容は同館、いわせ地域トレーニングセンター、岩瀬公民館からの資料・什器類などの移転計画を策定し、委託者の示す期間内に新施設への物品搬送やこれに関連した養生、梱包・開梱、什器備品の解体・組み立て・固定など。工事受注者とほかの業務受注者との調整や職員への説明会、諸手続きも行う。
 市民交流センターは図書館や中央公民館、子供の遊び場、円谷英二ミュージアムなどを備える地上5階建ての複合施設で中心市街地活性化の中核施設として活用が期待されている。9月までに外構工事まで全て完了し来年1月11日オープンを目指している。
 新しい図書館は25万冊蔵書できるスペースを確保してあるため、徐々に5万冊を増書する予定をしている。
 図書館機能は主に敷地西側の2~4階に配置し、それぞれ吹き抜けを介してつなげる。2階は「しる・そだつ」をテーマに児童図書を配置し、親子で本を読みながら過ごすことができる空間になる。3階は「まなぶ」をテーマに自動貸出・返却機を設置し利便性を高める。4階は「しらべる」をテーマに読書や調べものに集中できる静かなフロアとして整備していく。
 テーマに沿った本などの情報を活動スペースに配置することで、 図書館機能と公民館機能の融合を目指すなど、 目的を超えてたくさんの人と情報が交流する場所となる。
 移転に伴い市図書館は、自動貸出機用ICタグなど蔵書の点検作業や移転準備などを進めるため長期休館となる。期間やその後の対応などは現在精査している。