市嘱託員親交会が「希望の桜」2本植樹

「希望の桜」を植樹する大澤会長たち

 須賀川市嘱託員親交会(大澤文雄会長)の「藤沼湖希望の桜植樹祭」は16日、同会役員や来賓の橋本克也市長ら約20人が参加して藤沼湖自然公園バーベキュー広場前で行われ、ソメイヨシノとシダレザクラの苗木2本を植樹した。
 東日本大震災から7年が経過し、藤沼ダムも完全なる復興に向けて着実に足を進めている。同親交会はダム決壊による犠牲者を弔い、遺族や須賀川・長沼地域住民らに希望をもって前に進んでほしいと願いを込めてサクラを定植することになった。
 会からは大澤会長、柏村國博副会長、齋藤恵治OB会長、田村通副会長、佐藤博道副会長、市から橋本市長、尾島良浩市生活環境部長、石堂伸二市産業部長が参加し、スコップで丁寧に土をかけ定植した。
 大澤会長は「この2本のサクラは市民の皆さんが前向きに、明るく希望を持っていけるように希望の桜と名付けました。被災され、心の傷が癒えていない人もいると思いますが、このサクラを見て元気を取り戻してほしい」と話した。
 橋本市長が「長い道のりでしたが、市民の皆さんの多大な努力のおかげでここまでこれました。親交会の皆さんの志に敬意を表します」と祝辞を述べた。
 藤沼温泉やまゆり荘に移動し、昼食懇談会を開き情報交換した。
 藤沼ダムは平成25年10月から震災にも耐えられる強度を持つ中心遮水形アースフィルダムとして再建。本堤は高さ31・4㍍、長さ149・2㍍で貯水量は150万立方㍍。副堤は高さ18㍍、長さ86・8㍍。東日本大震災と同程度の揺れにも耐えられる設計となっている。
 堤体復旧工事は平成28年10月に完了し、昨年1月から試験湛水を再開し、3月中旬に満水となった。本堤に異常がないかなど調査するため4月下旬まで満水状態を保ち、問題がなければ5月上旬から農業用水の供給を再開する。全ての水を抜き終え再度ダムの状態を確認する今秋頃に試験湛水が完了することで復興も完了する。