もしものときの安心シート

玄関扉の内側などに貼る表示マーク

 須賀川市は13日付けの回覧板で全世帯に対し「もしものときの安心シート」(救急医療情報)を配布する。持病やアレルギーなどの情報を記載し、救急医療が必要な際に救急隊や搬送先の医療機関に情報を伝えることができるもので、万が一の場合の救急活動を円滑にすることで市民の安全安心の向上を図る。
 一人暮らしの高齢者や子どもが留守番している場合など、本人や家族が症状を説明できない場合に、あらかじめ記載された「名前や住所」「緊急時の連絡先」「持病」「かかりつけ医の医療機関」などの救急医療情報を救急隊や医療機関に提供することが目的。
 事前の意思表示に基づき医療機関などの活用同意できる場合、玄関や冷蔵庫などの目に付きやすい場所に設置する。
 市は特に高齢者の一人暮らしや高齢者のみの世帯、日中に家族が仕事などで不在になる高齢者や子どもがいる世帯に対し、万が一に備えたシートの活用を呼びかけている。
 市の高齢者世帯は、総世帯数のうち約半数が「高齢者のいる世帯」、そのうち5世帯に1世帯の割合で「高齢者のみの世帯」、一人暮らし高齢者世帯も増加している。
 安心シートは必要事項を記入し、二つ折りにして玄関や冷蔵庫などに磁石などを使用して設置する。緊急連絡先など個人情報が含まれるため、必要な場合は空のペットボトルや牛乳パックに入れて冷蔵庫に入れておくなどの工夫を推奨する。
 安心シートの設置場所はボータンが描かれた表示マークに記入し、駆けつけた救急隊員が発見できる玄関扉の内側などに貼る。
 救急医療はいち早く正しい処置が回復や予後に大きな影響を及ぼすことが知られており、安心シートによる情報提供で助かる命が増えることが期待される。一方で高齢者世帯を狙う犯罪が増加しており、悪用されないよう十分な注意も必要となる。