花の杜プロジェクトの集大成

手植え式に参加する卒業生代表たち

 約20㌶の面積を持つ須賀川市岩瀬地区の「いわせ悠久の里」周辺を花木1万本で埋め尽くし、東日本大震災からの復興のシンボルとして憩いとやすらぎの場として整備する「花の杜」プロジェクト実行委員会の「第3回小・中学校卒業記念合同植樹祭&第4回植樹祭」は25日、いわせ悠久の里一帯で行われ、地域の小中学卒業生ら200人以上が広葉樹155本を定植した。
 いわせ多目的グラウンド(いわせ悠友スタジアム)で、轡田倉治実行委員会会長は「3年前からこのプロジェクトが始まり、今回が最終と考えています。今回は秋の花を植えていただきます。植えた木の成長とともに皆さんの成長も見られることと思います」とあいさつした。
 来賓の橋本克也市長、佐藤暸二市議会議長が「岩瀬地域の誇りとして大いなる成果をあげられ、須賀川の復興にも寄与されることと期待しています」と述べた。
 卒業生を代表して白方小の矢部まなつさん、白江小の小林莉瑠さん、岩瀬中の佐藤聖弥君が自分の将来の夢や目標を発表し「今回の植樹でさらに自然豊かできれいな岩瀬になると思います。たくさんの人たちが環境に優しい生活をすることがふるさとを守ることにつながるため、ふるさとを守れる大人になりたい」とそれぞれの想いを語った。
 今回は西蔵寺(町守屋)住職の横山大哲さん(元須賀川市立博物館長)を講師に招き「八幡太郎義家伝説の物語を聞く会」を同時開催、鞍掛岩や七ツ石、七色清水、豆塚など地域の歴史や古くから言い伝えられて来た「八幡太郎義家」にまつわる伝説について聴講、参加者たちは真剣に耳を傾け、ふるさとの歴史を学んでいた。
 閉会後、運動広場南側で手植え式が行われ、橋本市長と佐藤市議会議長、卒業生を代表して白方小の坂本ほのかさん、白江小の小林さん、岩瀬中の舟橋琢也君、深谷舞さん、轡田会長が、モミジの苗木にスコップで丁寧に土をかけ定植した。
 一斉植樹では学校や一般、実行委員ごとに9カ所に分かれ、イロハモミジ93本、ノムラモミジ25本、コハウチワカエデ19本、サンゴカクモミジ18本の4種類155本を1本1本植樹した。
 作業終了後は参加者全員で周辺のごみを拾い、スタジアムで特製とん汁を囲んだ。
 前回に植えたヤマツツジやアジサイに今回の秋のモミジが加わり、一年を通してきれいな花木が見られる里ととして須賀川・岩瀬のシンボルとして期待が寄せられている。