鏡石町長選告示まであと2カ月

 任期満了に伴う鏡石町長選挙は5月22日の告示まであと2カ月となった。現在のところ出馬を表明している現職の遠藤町長(67)=無・2期=と町議の新人吉田孝司氏(39)の両陣営が選挙に向けて動き始めている。
 遠藤陣営は後援会が支部ごとに集まり後援会用チラシ作りを始め、4月3日に後援会の第1回役員会を開き、7日に境町の佐久間産業の事務所開きの段取りを進める。
 阿武隈時報社の取材に対して遠藤氏は「笑顔と健康」「進化する」をキャッチフレーズに元気なまちづくりを推進する。種を蒔いたものとして、田んぼアート、まちの駅、油田計画などを進化させる。これから蒔いて育てるものとして健康づくりと福祉のまちづくりのための健康福祉センターの建設、懸案事業として引き延ばすことができない水道事業と鏡石二小の改修工事などがあり、今まで作り上げてきた町のさらなる進化に向けて全力を注ぎたいと答えた。
 24日から各地域で懇談会を開き、町の財政状況などの現状と今後のまちづくりをどうしていくかなど説明し町民からの質問に答える。
 吉田陣営は4月から本格的に活動を開始する。東町に事務所を構える考えで、後援会など準備段階だが、町民への呼びかけなど水面下で動いている。
 今までに見たことのない町政をつくり、町民一人ひとりの生活を向上させていくための財政健全化政策「ヨシダノミクス」を推進して行財政改革を目指していく。
 政策の本幹となる減税・節税・活税の3つの柱をベースに、小中学校給食の無料化、水道事業の見直し、まちの駅・田んぼアートの全面見直し、町内経済の活性化などを重点に、24時間体制の町立診療所(総合診療所)を建て、健康長寿と医療福祉の向上を目指す。
 吉田氏はお金をかけずに政策で町長を選ぶ選挙にしたい。告示まで町議の任期を全うする、町議に戻るつもりはないと町長選にかける思いを示している。
 町選挙管理委員会は4月中旬頃に町長選に伴う投・開票等事務日程などについて検討、下旬には立候補予定者説明会を開くものと見込まれる。
 3月1日現在の有権者数は1万465人(男5062人、女5403人)。12年前の町長選の投票率は85・4%、8年前は78・3%だが、選挙権が18歳に引き下げられてから初の町長選となるため、新たな若年層の支持をどう得られるかが注目される。