20日「須賀川おくの細道石標」除幕式

芭蕉ゆかりの石標が設置される結の辻

 須賀川市のNPO法人チャチャチャ21(髙久田稔理事長)は28年度から2カ年にわたり調査を進めてきた県地域創生総合支援事業の成果として、本町の結の辻など市内に点在する松尾芭蕉ゆかりの地10カ所に「須賀川おくのほそ道の石標」を設置する。
 除幕式は20日午前9時から関係者が出席して結の辻で開く。
 江戸時代の須賀川宿は松尾芭蕉が「奥の細道」行脚の途中で、須賀川に7泊8日滞在するほど、独自の町民文化が花咲いたまちであり、相楽等◎はじめ多くの俳人を輩出するなど俳句が盛んな土地として知られている。
 しかし芭蕉が須賀川を後にし、旧奥州街道から外れて乙字ケ滝(石河の滝)に立ち寄り、守山(郡山)へ向かった道筋はほとんど知られていなかったため、これまで地域資源として活用できない状況にあった。
 当時の道は土地改良での改変や寸断箇所があるなど実地踏査が困難だったが、チャチャチャ21は28年度に芭蕉に随行した河合曽良の旅日記を基に古地図や文献など情報を集め、実際に地図の上をたどり現在の姿を取りまとめた。
 今年度は検証された道筋から歩くために必要な案内標石や石標と連携したパンフレットレイアウト案と地図を作製し、20日の石標設置に至った。
 「おくのほそみち石標」は結の辻をはじめ、大町よってけ広場(旧石川道)、須賀川一里塚、前田川、一ノ関、乙字ケ滝、小作田ふれあいパーク、芭蕉の辻、守山道、塩田公民館の10カ所に設置する。
 30年度はこれからの地域資源を活かした広報に一層力を入れ、芭蕉が実際に歩いた日に合わせてツアー実施を予定している。