ふたつの長沼ふれあいコンサート

合唱でふたつの長沼に感動と元気を与える長沼中特設合唱部

 11日に長沼農村改善センターで開かれた「ふたつの長沼ふれあいコンサート」では、長野市民が太鼓や民謡を披露したほか、地元長沼中(小貫崇明校長)特設合唱部が長野市の復興応援ソング「桜づつみ」を一部「奇跡のあじさい」バージョンにした替え歌を合唱、長野市在住の七ツ矢寿子さん(63)が作成したウルトラマンオブジェが長沼公民館に寄贈された。
 長沼中特設合唱部1・2年生11人は、この日のために3カ月前から練習してきた。本番では練習以上に気持ちのこもった素晴らしい歌を披露し、ふたつの長沼に感動と元気を与えた。長野市民も須賀川市民も涙を拭いながら聴き入っていた。
 合唱を終えた深谷茉那部長(2年)は「歌詞に込められた想いと、自分の気持ちを伝えられたと思います」と話した。
 この歌は、長野市長沼地区が過去の水害からの復興の象徴でもあるサクラを歌った「桜づつみ」の歌詞の一部を須賀川市長沼の復興シンボル「奇跡のあじさい」に替えるなどアレンジし、震災を乗り越えた長沼の人たちや奇跡のあじさいの力強さを表現している。
 寄贈されたウルトラマンオブジェは全高2・5㍍、七ツ矢さんが円谷プロダクションから承認を得て昨年7月から8カ月かけてワイヤーのみで製作した。紅白のワイヤーで体を、黄色のワイヤーで目を表現している。
 長野市民から橋本一長沼公民館長に手渡され、橋本館長は両手で抱えながら受け取り、「ありがとうございます。館内に飾らせていただきます」と感謝した。
 ウルトラマンは長沼公民館内に設置するが、今後、正式な設置場所が決まり次第発表される。
 2地域の交流は長野市の歴史研究会と須賀川の長沼城址を考える会とのやりとりがきっかけに始まり、昨年は3月のコンサート、6月の藤沼湖完成・奇跡のあじさい植樹祭に長野市から来訪があり、11月には須賀川の一行が長野を訪問するなど交流を深めている。
 今回のコンサートとオブジェで「ふたつの長沼」の交流と絆がさらに深まった。