さらに交流と絆深めるふれあいコンサート

力強い太鼓で長沼に元気を送る長野市民太鼓グループ

 長野市と須賀川市の長沼地区が復興を願い交流を深める「ふたつの長沼ふれあいコンサート」は11日、長野市からチャレンジド(知的障がい者)太鼓グループ「どんどこ座・芙蓉の会」ら約40人が訪れ、長沼農村環境改善センターで開かれた。
 橋本克也市長は震災から7年が経過した須賀川の現状と市民の努力、支援への感謝を伝え、「昨年も長野市長沼の皆様が日頃の活動の成果を披露いただき、被災した長沼の多くの方々への励ましとなっております。これからもお互いの交流と絆がより一層つながっていくことを心から期待しています」とあいさつした。
 大震災と藤沼湖の記憶をつなぐつどい実行委員会の加藤和記委員長が「震災の記憶と犠牲者への哀悼の意を後世に伝えることが私たちの役目だと思っています。同じ長沼同士、今後さらに歴史を掘り下げて末永いお付き合いができることを併願しております」と述べた。
 宮澤秀幸長野市長沼公民館長は、震災の犠牲者のめい福を祈り、交流の経緯を説明して長野市からの訪問メンバーを紹介した。
 どんどこ座リーダーの中村公一さんが「昨年は牡丹と奇跡のあじさいをいただき大変ありがとうございます。僕の家にもあじさいが寒さに負けずに元気に育っています。花の根っこのように強く心も元気にしてください」とあいさつした。
 長野市から記念品としてワイヤーオブジェの「ウルトラマン」と信州長沼りんごが贈られ、太鼓演奏「復興出陣太鼓」と演舞や民謡、吟詠を披露した。
 ホールには力強い太鼓と掛け声が響き渡り、来館者たちは大きな声で「ありがとう」と感謝を伝え、盛大な拍手を送った。
 午後2時46分になると、冬季長野オリンピックで使った「善光寺太鼓の梵鐘」を鳴らし、東日本大震災の犠牲者のめい福を祈った。
 須賀川市長沼中合唱部員が長野市長沼の地域復興ソング「桜づつみ」の「奇跡のあじさい」バージョンを披露し、感動して涙を流す来館者の姿が見られた。
 遠藤吉光長沼商工会長は、涙ぐみながら長野市の人たちに感謝を伝え、「震災も一つの歴史として後世につなげましょう」と閉会のあいさつをした。