市初の都市公園「大黒池防災公園」今月末に完了

須賀川市初の本格的防災機能を持つ大黒池防災公園

 須賀川市は地震など市街地を襲う災害を想定し、防災機能を備えた初めての都市公園「大黒池防災公園」を4月1日に須賀川一小南側に開所する。グランドオープンセレモニーは4日午前11時から開き、テープカットや同校児童の鼓笛演奏披露を予定している。
 平成23年3月11日に発生した東日本大震災で大黒池周辺は、えん堤の役割を果たしていた市道の一部が崩壊し、隣接する須賀川一小屋外運動場の一部も大規模滑落するなど甚大な被害があった。
 市は防災機能強化のため大黒池埋め立てと雨水管路整備事業を平成25年から3カ年、11億5000万円かけ実施し、国道4号線に隣接するなどの立地性を活かし、平常時は市民憩いの公園として、災害時は物資等受け入れ拠点など市庁舎の防災機能の一部を移行し、第2の防災拠点としての役割を果たす広場を整備した。
 大黒池防災公園は現在工事中でまもなく工事が完了する。事業費は約3億4000万円。広さは2・3㌶、あずまや(防災シェルター)と防災トイレ2基ずつ、備蓄倉庫1基、マンホールトイレやかまどベンチなどを備える。
 東日本大震災と同程度の地震により、市街地火災などの大規模災害被害が発生した場合には、防災拠点としてヘリポート臨時離着陸場、300人受け入れ可能な災害派遣部隊ベースキャンプ、市全体避難者の3日分を備蓄する救援物資ストックヤード・荷置きスペース、仮設住宅建設スペース(45戸程度建設可能)、ボランティア活動支援スペースを確保する。
 公園入り口は防災拠点として最大限に交通網を活用できるように、国道4号線と118号線の2カ所に連結する入り口があり、それぞれ50台前後の車両が停められる緊急車両駐車場も設ける。
 災害発生時には市役所に災害対策本部を設置し、大黒池防災訓練で救援物資や人員の受け入れ、被災地域への配送する前線基地としての役割を想定している。
 また平常時は広々とした芝生の公園スペースは市民に開放され、ドウダンツツジやヒラドツツジなどが咲き競う新たな憩いの場として多くの市民に親しまれるものと期待される。
 4月4日は午前11時からグランドオープンセレモニーを開き、橋本克也市長らがあいさつし、須賀川一小代表児童3人や地元町内会長らとともにテープカットし完成を祝う。記念パレードは鼓笛隊が演奏を披露する。