東日本大震災から7年で黙とう呼びかけ

 1000年に1度ともいわれる未曾有の被害に見舞われた東日本大震災から11日で7年を迎える。須賀川と天栄村は地震発生時の午後2時46分に合わせて防災無線で被災者への黙とうを呼びかける。
 須賀川・岩瀬地方は震災時に最大震度6強の強烈な揺れに襲われ、多くの建物が倒壊し物的被害が生じた。
 また長沼地方では藤沼ダムが決壊して貯水150万㌧が下流域に流出し、貴い人命が奪われ今も幼児1人が行方不明のままになっている。
 原発事故との二重苦に見舞われた当地方だが、住民と自治体が手を携え自助・共助・公助の取り組みで難局を乗り越えた。
 震災から7年。原発事故による風評被害は未だ全国的に根強く残ってはいるものの、須賀川・岩瀬地方も復興から発展・創造へと新たなステージへと歩みを進めている。
 須賀川市は昨年5月に市役所新庁舎が開庁、幅広い年代の市民が集う「みんなの家」として機能し、来年1月には市民交流センターtetteがオープンする。決壊した藤沼ダムも完成し、今春には満水時の影響を調査する試験湛水が終わり、昨年に引き続き2年目の農業用水利用ができる。
 鏡石町と天栄村も地震被害で倒壊した建物の再建もほぼ完了し、再建した鏡石一小は子どもたちの元気な笑顔が見られるまでになった。
 震災7年を受けて須賀川市と天栄村は防災無線で震災被害者への黙とうを呼びかける。
 ほかにも須賀川署が藤沼湖下流域での行方不明者捜索、長沼地域では防災公園での鎮魂の集いと心のふれあいコンサートなどが予定されている。